かえるのもり文庫さんのプロフィール画像

かえるのもり文庫さんのイラストまとめ


創作サークル「かえるのもり」広報アカウント。
詳細は固定参照。
絵はイラストレーター猫町縞@Katzenauge2が担当。
文責は稲葉青@aoshibuddy178
kaerunomori.fanbox.cc

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用語解説⑤【鬼神(きしん)】
藤神の祖たる女と血を交えたとされる鬼は、やがて神として祀り上げられた。
彼を唯一絶対の神として崇め、他の神仏を祀らぬことで、その怒りに触れぬようにしているとも言われる。
故に藤神の里では、この神を除く神仏は、あくまでも術の道具に過ぎない。

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用語解説④【開祖(かいそ)】
鬼と血を交えた藤神を本家と仰ぎ、呪禁に伝わる五つの行を伝承した四家が開祖として立った。
しかし、千年に及ぶ歴史の中で、ある家は衰退し、ある家は他に取って代わられるなど、その実態は大きく様変わりした。
変わらぬは本家の藤神のみと思われたが。

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用語解説③【術号(じゅつごう)】
修行を終え、術士として認められた者が授かる仮の名。
以降、本名は苗字を除いて真名として秘され、他者に明かすことは禁じられる。
これは術士にとって真名が命に関わる急所となるからであり、それを知る里長のみが生殺与奪の権を握るためでもある。

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用語解説②【術士(じゅつし)】
藤神の里において、その才ありと目された者が、苛酷な修行を経て術士となる。
身につけるべき技能・知識は広範かつ多岐に渡り、脱落する者も少なくない。
脱落は多くの場合、死を意味し、術士となっても、その務めの多くは死と隣り合わせのものとなる。

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用語解説①【呪禁(じゅごん)】
石斎を含む、里の術士が使う術の根幹をなす呪法。
のちに修験と境を接し、陰陽道とも互いに影響を及ぼしあった。
呪禁が外法とされるのは、時の政変に関わり、権威が失墜したため。
供犠を捧げて請願を成就し、敵を呪い殺す術ならば、正法にも存在する。

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キャラの関係性④ 石斎と加賀知
本シリーズにおける隠れた対立関係。
加賀知とは石斎が若き日に与えられた術号。
みずから石斎と号し、老いたのちには忘れられた名。
過去のおのれと、いずれ来たるおのれ。
決して交わる筈のないふたつの影は時に交錯する。
その邂逅が生むものとは。

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キャラの関係性② 水無瀬と真人
本作のサブカップル。
水無瀬は亡き妹の子である真人を引き取る。
鬼の血を引く彼は、水無瀬を義母として慕う。
しかし、その心の奥底には、母たるひとを女として愛する想いが宿っていた。
彼の恋情を薄々と察しつつ、水無瀬は応えられぬ我が身に惑う。

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キャラ紹介④ 加賀知(かがち)
本作の主人公・石斎の若かりし頃の姿。
幼くして修行に就くことを命じられ、それと前後して母は自死。
まだ少年とも言える年頃から一人前の術士として働くことを余儀なくされる。
反骨心に満ち、上役の命に背くことも一方ならず、やがて里から逐電する。

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キャラ紹介③ 真人(まひと)
本作の脇役。
藤神の里が崇める鬼神〈鬼丸〉として生まれた子。
父は先代の鬼丸と目されるが、母は花嫁となるさだめにない女だったため、生まれ損ないの半人半鬼となる。
母の死後、伯母である水無瀬に引き取られて育つ。
石斎を祖父とも父とも慕って懐く。

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キャラ紹介② 水無瀬(みなせ)
本作のヒロイン。
鬼の花嫁となる宿縁の下に生まれた、石斎の易占が指す運命の女。
幼時は鬼に嫁ぐべく識を封じられ、祖父たる里長の傀儡として育つ。
戒めが解けたのちは石斎の後押しを受けて術師を志し、遂には〈帝都の外法師〉と呼ばれるまでになる。

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