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#あかつきばかり キャラ紹介③ 真人(まひと)
本作の脇役。
藤神の里が崇める鬼神〈鬼丸〉として生まれた子。
父は先代の鬼丸と目されるが、母は花嫁となるさだめにない女だったため、生まれ損ないの半人半鬼となる。
母の死後、伯母である水無瀬に引き取られて育つ。
石斎を祖父とも父とも慕って懐く。
#あかつきばかり キャラ紹介② 水無瀬(みなせ)
本作のヒロイン。
鬼の花嫁となる宿縁の下に生まれた、石斎の易占が指す運命の女。
幼時は鬼に嫁ぐべく識を封じられ、祖父たる里長の傀儡として育つ。
戒めが解けたのちは石斎の後押しを受けて術師を志し、遂には〈帝都の外法師〉と呼ばれるまでになる。
#あかつきばかり キャラ紹介① 石斎(せきさい)
本作の主人公。
開祖四家の一、紫野ノ目の傍流に生まれた男。
母が主筋に近く、父はさほど力のある術士ではなかったが、徒花のごとく希有な血を開花させる。その代償であるかのように、彼の血を引く子はすべて死産となるか産褥で死ぬ母と命運を共にした。
#あかつきばかり 相関図
かつて加賀知の名で働いていた男は老いてのち、石斎と号して山奥に草庵を結ぶ。爾後、隠棲者として過ごす男のもとにあらわれたのが、運命の女・水無瀬。彼女に引き取らたのが鬼子・真人。決して触れあわぬ男と女、恋敵と知りつつ睦む老爺と幼子の関係は、石斎が死ぬまで続く。
作品紹介③ #あかつきばかり
かえるのもり創作の外伝からの更なるスピンオフ。
外伝では脇役だった石斎を主人公に描く、江戸末期から明治前期を舞台とした和風伝奇。
愛した女の悉くを死に至らしめてきた男が、今生最後に出逢った運命の女。
その女の故に死ぬと知りつつ身を投げる、烈火の如き恋物語。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑦【反魂(はんごん)】
外法の中でも禁呪中の禁呪。
死者の魂を喚び返し、姿をとどめる呪法。
ことに藤神に伝わるそれは一度きりのもの。
喚ばれた者は術士の問いに答えねばならず、応じたのちは魂の一片も残らない。
これにより喚ばれた石斎は、二度と戻れぬはずだった。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑥【式神(しきがみ)】
術士が使役するモノを指す呼称。
人ならぬ相手を式神として使役できるようにすることを「式神に降(くだ)す」と言い、その方法は呪力で従える・術で操るなどのほか、対話により契約を交わす場合もある。
水無瀬の夫は、すべて彼女の式神でもある。
#美女と野獣の千一夜 用語解説⑤【天狗(てんぐ)】
石斎が成り果てたモノ。
背に一対の翼を負い、深山幽谷を自在に渉猟する化生。
顕す験力は比類無く、あらゆる外法を能くする。
元は死人返りに過ぎなかった石斎は、業極まって天狗と化す。
それは、地獄にも涅槃にも逝けぬ彼に相応しい末路だった。
#美女と野獣の千一夜 用語解説②【狗神(いぬがみ)】
傲嵐を指す別称。
外法の中にも狗神を造り出す術があるが、それと傲嵐とは別物。
彼は西の果て、今は亡びた国に生じた異形であり、神とも祀られていた。
姿は狼に似るが尋常の獣でなく、自身に殺意を向ける悉くを滅ぼす。
故に渾名して狗神と称す。
#美女と野獣の千一夜 用語解説①【外法(げほう)】
ヒロインである女術士・水無瀬が使う呪術の総称。
道を外れた業とされ、仏道を奉じて正法を行う者からは忌み嫌われる。
が、術の基盤となる神仏には共通するものも多い。
正法が禁じる行為も是とするため、時代によっては犯罪行為ともされる。