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「秋の夜長にバーベキューもいいもんだねぇ」
「確かに最高だけど…鴎、このバーベキューセット、いつの間に用意したんだ?」
「全部スーちゃんの中に入ってたけど?」
「相変わらず四次元だな…お、この肉うまい」
「島の人にもらったの!ジビエだって!」
「…ねぇ羽依里、イナリ見てない?」
「羽依里!トリックオアトリート!」
「鴎…そのほうきはどうやって宙に浮かんでるんだ?」
「スーちゃん、魔女のほうきモード!最新式の反重力システムを搭載してるの!本格的でしょ!」
「いや、本格的も何も…」
「いいからお菓子ちょうだい!ブルジョワチョコ以外はイタズラしちゃうぞ!」
「皆、忘れ物はない?」
「ああ、詰め込めるだけ詰め込んだぞ」
「なんか…ハイドロがないというのは落ち着かないな」
「のみき、会場で脱ぐ人はいないから大丈夫よー」
「ところで天善、その会場で配るワカメは用意できたのか?」
「ああ、バッチリだぞ」
「それじゃ、しゅっぱーつ!」
「おっ、サマポケ買ったのか!」
「おう!オレはグリーンバージョン!遠距離からハイドロポンプで仕留めてやるぜ!」
「男なら鬼娘のレッドバージョンだろ!初期技の鳴き声で相手倒せるんだぜ!」
「冒険するならブラックバージョンよ!移動速度が自転車並みなの!」
「ぼく、ピンクバージョン…」
「うう、さむさむ…朝晩は冷えてきたなぁ…」
「ちょっと。こっちあたしの布団なんだけど」
「おお、悪い。寝ぼけててつい。こっちか」
「ちょっと、こっちはわたしの布団ですよ」
「え? じゃあ、俺の布団はこっちか」
「ポンポン!」
「ここはイナリのか…あれ?じゃあ俺の布団は??」
『ポーン!ポンポーン!ポポーン!』
『イナリー、何やってるの?』
『ポンポン!』
『え、目覚ましボイスの録音…?やだ…この会話、聞かれちゃってる…?』
『ポン!ポーン!』
『どうせだから一緒に声入れろ?そーねー…そろそろ起きないとイナリと一緒に襲っちゃうわよー!』
『ポン!?』
『羽依里くん!朝だぜ!今日も元気に頑張ろうじゃないか!』
「うーん、もう朝か…」
『羽依里くん!朝だぜ!早く起きておくれよ!』
「目覚ましどこだっけ…あれ?あれ?」
『ぐすっ…はやく起きておくれよ…ぶぇっ、ぶえぇぇぇぇーーーっ!!』
「だぁぁぁぁーーっ!なんて声量だぁぁーーっ!」
「うぅ…」
「鷹原さん、どうしたんですか?具合悪そうですねぇ」
「口内炎ができちゃってさ…」
「それはいけません!熱々のチャーハンを食べて治さなければ!」
「いや、それは逆効果だと思うんだけど。せめて冷ましてほしい…」
「レーザー治療の要領で熱い料理で傷口をジュッと…」
「ひ…」
「はるかな誕生日記念ッ!新聞紙ブレード大会ーー!」
「…なんて意気込んでいた葉留佳君が最下位とはな」
「仕方ないわよー。かなちゃん、元剣道部なんだから」
「得点稼ぎにクドリャフカを執拗に狙った葉留佳がいけないのよ」
「わふー。ひてんみつるぎりゅー…強かったのですー」