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「それでは、頑張ってきますのでー!」
「紬にしろは、蒼に鴎…皆揃って船に乗るとか珍しいな。どこに行くんだ?」
「ちょっと東京でイベントらしい」
「東京て…『ちょっと』で行く場所じゃないような」
「今回の主賓らしいからな。仕方ないだろう」
「一体何が始まるんです…?」
「グッモーニンマイブラザー」
「変わった起こし方だな。何かのアニメの影響か?」
「それも無きにしもあらず…って、もっと驚けよぅ!寝起きに美少女が自分の上にまたがってるなんてシチュ、そうそうないだろ!」
「でも妹だし」
「その妹にしかできない展開を勉強中」
「せんでいい」
「少し風が秋っぽくなりましたね」
「そうだね。ほんの少し…かな」
「そろそろ秋のミカクも出てくるはずです」
「秋の味覚か…紬は何が食べたい?」
「そですね。ここはサンマを推します」
「昨今は高級魚だしな…俺はやっぱり松茸かな。希少だし」
「島でもマツタケは採れますよ?」
「ほう」
「離島戦隊!シマレンジャー!」
「のみき、なんだこれ」
「秋の文化祭でヒーローショーをやることになってな。シマピンクだけは決まっているんだが」
「誰がピンクよ!」
「レッドは識だろ。イエローは紬で、グリーンはのみき、ブラックは鴎だ」
「なるほど…鷹原は四天王を裏で操る幹部役を頼む」
「天善は何か怖い話を知らないか?」
「嵐の夜に秘密基地に籠もり、明かりを消して黙々とサーブ練習をしていると、いつしかラリーが続くようになった話はどうだ?」
「なにそれ怖い」
「姿は見えなかったが、あの鋭い球筋はイナリだろう」
「え…その日、イナリはあたしと一緒に家にいたけど…!?」
「人形にまつわる怖い話をしようと思う」
「むぎゅぎゅ…」
「…話す前から紬が怖がってるんだけど」
「紬、灯台の中では常にぬいぐるみに囲まれているから」
「あー…」
「じゃあ、私が今からおっ○いに関する怖い話をするわ。呪いによって段々胸がしぼんでいく話よ」
「むぎゅ!?怖すぎます!」
「今回の台風、パないです」
「紬、どこでそんな言葉を…」
「とにかく、台風対策は重要だよな」
「そですね!食料は確保しています!」
「ワアタメとパリングルスばかり…灯台に籠もるより俺の家に来ないか?」
「…そのままテゴメにするつもりですか」
「紬に変な言葉を教えた犯人は蒼か…!」
「ふっ、ふっ、筋肉!筋肉!」
「…港に上半身裸で腕立て伏せをする怪人が出た?わかった。すぐに対処する」
「のみき、仕事か?」
「ああ、夏休みになるとこういう輩が増えて困る」
『そこの筋肉、今すぐ服を着ろ。そしてこの島では屋外での筋トレはスクワットが推奨されている。内容を変更しろ』
「浩平ーっ、起きなさいよぉーっ!」
「台風で学校は休みだとオレだけ連絡網が回ってきたんだ…寝せてくれ長森…」
「そんなの連絡網になってないよっ!ほら、起きて!」
「…どわっ!?お前、なんで髪が短くなってるんだっ」
「い、色々あったんだよっ。それより、里村さんが待ってるんでしょ?」