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「おにはーそと!ふくはーうち!」
「ぶぇっ、ぶえぇ…」
「…識、泣きそうな顔してどうした?」
「今日という日は、皆が揃って僕をいじめるんだよ…」
「節分だしな…鬼は外…」
「皆、豆しか投げてくれないんだ!僕は恵方巻きや恵方ロール、節分そばが食べたいのに!」
「え、そっち!?」
「映画館は素敵なところだね!」
「識…上映前にポップコーン食べきりそうな勢いだな」
「これが唐黍から作られているなんて信じられないよ。ところで、今からなんの映画を観るんだい?」
「節分が近いということで『鬼』にちなんだ作品を上映してるらしい。『青◯』と『地獄先生ぬ~◯~』だな」
「リバイバル上映とは聞いてるけど、なんの映画をやるんだ?」
「灯台守さんのお話です。確か…喜びも悲しみもイクトシツキ…?」
「ずっと昔にそんな映画があったという話を聞いたな…あれに鳥白島の灯台が出てくるのか」
「そですね!灯台守さんのイキザマに惹かれてしまいました!」
「映画とか久しぶりだな」
「そーねー。子どもの頃に島の青年会館で観たくらい?」
「子ども映画館な…ところで蒼は好きな映画ジャンルとかあるのか?」
「特にないから、羽依里に任せるわ」
「今なら『マンゴーミックスフラペチーノはどこに消えた!?』って作品やってるぞ。コメディー映画だけど」
「羽依里くん、風邪をひいたんだって?」
「ああ…ところで識、その手に持ったネギはなんだ?」
「何って、風邪をひいた時はネギをお尻に刺すと良いというじゃないか」
「よく聞くけど…それ、自分じゃできないよな?まさか、識がやってくれるの?」
「…ぶえ」
「く、首に巻いても効果あるから」
「あんた、風邪ひいたのねー…って熱っ!」
「蒼…せっかくお見舞いに来てくれたのに悪いな…ちょうど熱が上がってるんだ…」
「ボカリ持ってきたけど、寝たままじゃ飲みにくいわよね…水差しもないし…はっ。まさか、口移ししろと!?」
「蒼…?」
「今は非常事態だし、それしかないのかも…!」
「ハイリさんが風邪をひいたと聞きました。お加減いかがですか?」
「紬、お見舞いに来てくれたのか」
「ハイ!パリングルスよりは甘いものが良いかと思って、ワタアメを持ってきました」
「ありがとう。ワタアメなら食べやすいな」
「食べさせてあげましょー。ハイリさん、あーん」
「………」
「たまには水族館もいいわね―」
「アオハタ…アオダイ…ふむふむ」
「藍ってば、変わった魚ばかり見てるわね…」
「蒼ちゃん、これを見てください。チンアナゴですよ」
「チ、チン…アナ…!そ、そんなの見たくないわよ!」
「…どんな魚を想像してるんだ?」
「蒼ちゃんは想像力豊かですから」
「島の新名所!パリングルスタワーの完成です!」
「紬、ついにやったわね!」
「ハイ!苦節3年、長かったです!」
「高さだけなら灯台にも負けないな」
「完全防水で雨にも負けません!」
「さすがに台風には負けそうだけど」
「それを言ってしまうとどこかのカボチャさんも同じです!」
皆様、あけましておめでとうございます!
2024年は朝SSに加えて二次長編作品の続きや、イラストも積極的に描いていきたいと思ってます(宣言して自ら退路を断つスタイル)
また島にもお邪魔したいですし、鍵島にも参加したいですね…今年も頑張りますので、本年もよろしくお願いしますm(_ _)m