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「ハイリさん、むぎゅ茶をどうぞー」
「紬、ありがとう…むぎゅ茶? 麦茶じゃなくて?」
「わたしが淹れたお茶なので、むぎゅ茶です。中身は煎茶です」
「…うん。紬の味がしておいしいよ」
「(そーいうのはっ、家で二人っきりの時にやってくれるっ!? なんでわざわざ駄菓子屋でやるの!?)」
「むぎぎぎ…」
「紬、何を悩んでるの?」
「ヴェンダースオリジナルのワタアメを作ろうかと思いまして」
「そんな、どこかのキャンディーみたいな…」
「シコーサクゴしているのですが、なかなかうまくできません」
「どれもおいしそうだけど」
「これなど自信作なのですが。はい。あーん」
「ハイリさん、その…思いっきりむぎゅっとしてください…」
「ああ…こうか?」
「そ、そうです…気持ちいいです…」
「き、ききき、気持ちいいって…あの二人、朝から何やってるの…!?」
(早朝にお裾分けの品を持って加藤家にやってきた蒼さんの図)
「むむむ…」
「紬、なんだそれ?」
「ワタアメ製造機を買ったのですが、ザラメを用意するのを忘れてしまいまして」
「あー、それはどうしようもないね」
「これでワタアメ食べ放題だと思っていたのですが…砕いたパリングルスではだめでしょーか…むぎぎぎぎ」
「壊れるからやめような…」
「昨日からアオさんとシロハさんの姿が見えません」
「あの2人なら鍵島に行ってるぞ」
「そんな名前の島があるですか?」
「ふふ、ちょっと違うのよ」
「一般客に紛れるし、きっと分からない…たぶんコスプレだと思われるはず…なんて言ってたな」
「お土産に期待しましょう」
「???」
「紬、何やってるの?」
「灯台の草取りをしています。石畳の間からけっこう生えているので」
「あー、確かにこれは大変だね。除草剤撒く?」
「むぎゅ!そんなことしたら、かんきょーはかいもいいところです!雑草さんだって生きているんです!」
「ぶちぶち草抜きながら言っても説得力ないぞ…」
「む、むぎゅ〜!」
「紬、どうしたんだ?」
「お昼寝をしていたら、ヘンな夢を見ました!」
「…ちなみに、どんな夢だったんだ?」
「灯台が変形してロボットになって、ミタニ星人と戦う夢です」
「文化財に無茶させるな…まぁ、そのナントカ星人はのみきに任せておけば駆逐してくれそうだけど」
「海からやって来る敵に対して、パリングルスミサイルを考案しました」
「物騒なもん作るな…」
「敵前まで高速で接近したあと、中身のパリングルスをバラまきます」
「なるほど。食料を提供して仲良くなる作戦か。紬らしいな」
「中身は謎ジャム味だそうです」
「環境汚染兵器に早変わりだな…」
「パリングルスで工作をしましょー」
「私はパリングルスで水鉄砲を作ってきたぞ。ハイドロには及ばないが、そのへんの裸くらいなら倒せる」
「私はパリングルスのボトルシップだよ!」
「皆レベル高いな…シズクは何を作ってきたんだ?」
「もちろん、パリングルスのブラジ…」
「アウトー!」
「今日のチャーハンはいつも以上にうまい」
「隠し味にショウガを入れてるの。それとスイカバー」
「スイカバー? 言われてみれば、独特のスイカの香りが鼻に抜ける…」
「あ、実際にスイカバーは入ってなくて…」
「なにっ、嘘ついたのか!?」
「あなたが語尾にスイカバーつけろって言ったし!」