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@eiswalt1028 「そんな貴女が弱いわけがない。
改めて、お礼を言わせてください。
ありがとうございます、百さん。
貴女が来てくれて、本当に良かった」
堪らず歩みより、傷ついた仲間を抱き締める。
暖かい。この温もりに私は救われてきたのだ。いつも、どんな時も。
それが堪らなく嬉しく、誇らしかった。
@sJmlZRhoQS7m35j 「贅沢者ですね、貴方は」
かけられた問いに、光里が思わず笑ってしまう。
「そんな贅沢品、毎回戦場に転がってるわけがないでしょう?
ないから作るのが戦の常です」
違いますか?と逆に問い返してやりながら、光里がアゲハに視線を投げた。
@EWrl_30MM_KHI 「その様子だと、確信に近い程度には心当たりがありそうですね?
笑ってないで、私にも教えてくれます?」
やれやれ、瓢箪から駒、犬も歩けばなんとやらだ。
手がかりになれば幸いだが…?
@sJmlZRhoQS7m35j はっと気づいて、傷ついた掌を見る。
そうだ、この身は皆の尽力で助かったのだ。
自ら傷つけて良いものではない。
「これは失礼を…」
ばつの悪そうな顔をして、光里がそっと手を差し出す。
@eiswalt1028 「お邪魔しますよ、お加減はいかがですか?百さん」
噂をすれば影がさす、とばかりに光里がひょっこりドアから顔を覗かせる。
ついで包帯を巻いた百を見て、申し訳なさそうに目線を下げた。
「あー……痛かったですよ、ね…。
厄介ごとに巻き込んでしまって申し訳ない…」
@yamakunisan 「…月並みですが、無事に帰ってこい、ですか?
ええ、怪我一つなく帰ってきて、ミューさんの出迎えのキスでもいただくとしましょうか」
細い身体を抱き上げて、その場でくるりと一回転。
そっとミューを降ろして、光里がその頬を撫でる。
「約束しましたからね?
怪我なく戻ったらキス一つですよ?」
@krs_fulmoon 「…ザネッタが魔術師、ですか」
あまりその素養はなかったようにも感じる。だが、なにがしかの能力者なのは間違いがない。
でなくば、あの芳香は説明がつかない。
「……ザネッタの芳香の力はまあ確かに厄介ですが…対策がとれない訳ではありませんからね。どうにかなるでしょう」
@maltukero 「なんです、急に。
もう会えなくなるみたいな口振りじゃないですか?
それに、礼を言わなければならないのはこちらですよ。
輸血、してくださったんでしょう?
お陰さまで助かりました」
光里が肩を竦めて笑ってみせる。
「あいにく、手元不如意ですぐにお返しとはいきませんが…希望とかあります?」
@EWrl_30MM_KHI 「ええ、構いませんよ。
良い話ですか?それとも悪い話?」
光里がくすりと笑ってシノブを見る。
変わった人だ。善人でもないが、全くの悪人とも考えづらい。
色んな意味で人間らしい。