//=time() ?>
20世紀初頭の絵本画家オリーブ・ウッドの絵がアンの世界のよう。左はデイヴィとドーラと歩く青春時代のアン。右のハーメルンの笛吹きは「虹の谷のアン」でウォルターが好きだった物語。松本侑子先生の解説読んだ後だと、子ども達の洗脳されたような表情が愛国心を煽られ出征した青年達と重なります。
アンが執拗に「Eのつくアンです」と言ってるの、1880年以降の米国(カナダのデータがないので)の名づけランキング(表参照)では「赤毛のアン」が出版された1908年くらいまでAnnもAnneも同じくらい一般的な綴りだったからかも。何故かその後Annが上位になり、1970年代末にAnneが下克上して今に至る。
マリラによると、ギルの男前は父親似なのだそう。アンとギルの双子の娘ナンとダイのナンが茶色の髪と瞳の美少女でギルの母に似ているそうなので、ギルの父母は美男美女カップルだったのかしら。ちなみにギルは母似のナンより妻似の赤毛+緑色の瞳のダイがお気に入りなのだそうで、アンへの愛がすごい。
@MS06sGAKU2 酔っぱらうとさらに浮世絵感が増すんですよ。着物着せてあげたいです。
「赤毛のアン」のグラフィックノベル版。絵本と漫画の間のような感じで、版画のような独特なタッチの絵の優しい世界に引き込まれます。年齢対象が小学校以上なのでセリフが読みやすい言葉で書かれています。個人的にはダイアナの顔がちょっと浮世絵美人風に描かれているのがツボにはまりました。
アンのマグカップ欲しくてAmazon検索してたら "It is ever so much easier to be good if your clothes are fashionable (流行ものを着ていると、よい人になるのが楽だわ)" というアンの言葉が書いてある着せ替え人形風の可愛いのを見つけたのですが、この腕組してる少女がいったい誰なのか気になる。
「やせっぽちで器量が悪い」と言われていたアンは成長とともに美しくなっていきますが、「アンの想い出の日々」で、知り合いの結婚式に出席した推定50代のアンが「化粧を全くせずにあんなにきれいでいられるはずがない」と言われる美貌にたどり着いててすごい。すっぴんで結婚式出席できる美貌の50代。
アン・ブックスの醍醐味の一つが、年を重ねるにつれ着眼点や感じ方が変わってくること。最近の私は、一見ごく普通のおじさんおばさんが、それぞれ歴史や秘密、そして物語を持つ興味深い人物に描かれているのがアンの世界に広さと深さも与えていて、モンゴメリの人間観察力ハンパないなと思ってます。
アンのユニークなセンスや髪型、実は流行を先どってるんですよね。花盛り帽子は1900年代初頭、花冠はアールヌーボー風(19世紀末~20世紀頭)、ピクシーカットは1920年代、そして現代のオンブレヘア。オンブレヘアはともかく、アンはその時代時代の流行を「あら懐かしいわね」的に見ていたのかしら☺️
19世紀末のカナダの髪染剤、値段は50¢(現在の日本円で約2000円)。当時は硝酸銀や鉛が髪染めに使われており、ものによっては髪が緑になることもあったとか。アンの髪を緑に染めたあの髪染めは、行商人のおじさんが75¢を50¢にまけてくれたものだけど、決して安くないお値段の上に散々な結果に。