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A.S.|初瀬四季さんのイラストまとめ


◆140字小説:①⓪⓪⓪話 ◆イラスト ◆創作家 ◆長編はサイトを見てね ◆楽しい物語に少しのスパイスを ◆『夜兎烏』ってサークルやってます▼▼▼
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教師「学業に不必要なものを学校に持ってくるんじゃない!」

生徒「プルタルコスは言っていた。『聞くことを学びなさい。そうすれば、くだらない話をする者たちからも利益が得られよう』と。この世に学びの発生しないものなんてないんですよ先生。僕は今、学んでいるんです。モンスターの狩り方を!」

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地球温暖化抑止のために活動する男が言った。「君達がCO2を削減しないから温暖化は進むのだ!」
女が反論する。「温室効果ガスで一番多いのは牛のゲップですよ?」
男は肩を怒らせる。「ならば牛は殺処分だ」
生物保護団体が噛みつく。「牛だって生きてるのよ!人の方が環境に悪いわ」「なら殺処分だ」

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俺は、厳しい師範の元で剣の修行をしている。しかし、師範の的確な指摘のお陰で、どうやら俺の実力はいつのまにか師範を超えてしまったようだ。師範も、うすうす気づいているようで、今朝の修行中、散々迷った末に指摘された点は「顔が悪い!」だった。・・・・・・それは、どうしようもないよ、師範。

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人類はついに不老不死を実現した。人は成人年齢になると、不老手術を受けることが可能になり、医療の進歩で怪我や病気もすぐに治せるため死ぬことがなくなった。人々は、いつまでも若い肉体を保ち、多くの子や孫をもうけて幸せに暮らした。そして数年後、人類は地球上の食糧を全て食べ尽くし餓死した。

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俺の妻は霊感がある。妻は霊を見つけると「しっしっ」と犬猫を追い払うような仕草をする。霊は休日によく現れるようで、俺がリビングで寝ていると、妻は掃除機をかけながら「しっしっ」と例の仕草をする。「映画みたいに掃除機で吸えばいいんじゃない?」冗談を言うと、妻は俺に掃除機をかけはじめた。

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女「貴方の格好について言いたいことが幾つかあるけど、わざわざ体型に合ってないだとか、髪型のセンスが異次元レベルだとか、チェックシャツインジーンズはありえない。とか言って喧嘩になるのも馬鹿らしいし、時間の無駄だから、ここは私が大人になって口をつぐむわ」

男「全部言ってるんだよなぁ」

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男「皆が人魚の歌に夢中で働かない」

人魚「私の歌を聞くと人は恋に堕ちてしまうの」ラーララー

男「ーー素晴らしい歌声だ!アイドルにならないか!」

人魚「え!でも、私、足がないから踊れないし」

男「大丈夫!この薬で足が生える!」

人魚「私アイドルになります!」ゴクリ

男「計画通り」

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イラストレーターは思った。脳内のイメージを直接紙に出力できる機械が欲しい。とあるベンチャー企業がイラストレーターの思い描いたような機械を開発し、大々的に宣伝し販売を始めた。イラストレーターはすぐにその機械を購入した。「これでもっと効率よく仕事できるぞ!」イラストの依頼は激減した。

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ギャルA「グルテンフリーダイエットしよ」

ギャルB「なんそれ?」

ギャルA「パン食わずに肉食えば痩せるんだって!」

ギャルB「グルテンってなに?」

ギャルA「タンパク質!」

ギャルB「つまりタンパク質とらずにタンパク質とれば痩せるってこと?」

ギャルA「どゆこと?」

ギャルB「わかんね」

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ドロリとした粘度の高い液体を飲み込む。「うむ。美味い‼︎やはり筋肉の維持には良質な栄養素が欠かせない!今回の糧は他の者が王と言うだけのことはあった!我が黄金の肉体が喜んでいる!」食事を終え、残ったゴミをいつものように崖の下に捨てる。「よし筋トレだ!」崖下には残骸が堆く積み上がる。

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