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片山安雄さんのイラストまとめ


初老の会社員です。出張のついでに寄った美術展や通勤中に携帯プレーヤーで聞いた音楽(クラシック音楽とその影響下の音楽)の感想、あるいは折々に考えたこと(会社員の環境、抽象的なこと)の断片を綴ります。コロナ感染対策で在宅勤務のため通勤時間が減ったので、籠った自室での繰り言を綴ります。
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[坂田一男展036]この時期の坂田の作品の塗りの薄さが、そういうように見える点もあると思います。「キュビスム的人物像」なんて水彩画のように淡い塗りで、ところどころ水彩絵の具の滲みのように半透明で、そこを隣り合った事物が透き通って侵害しあっているようなところがあったりしています。

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[坂田一男展024]「キュビスム的人物像」という1925年の作品です。坂田は、この作品の2年前からフェルナン・レジェに師事したと説明されていますが、何かレジェとは異質な感じを、この作品から感じます。

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[小林ドンゲ展049]現実には、まったく関係がないのは確かなのですが、水野英子の「ファイヤー」というマンガ作品と顔の感じが似ていると思います。このマンガは、水野の作品、というより少女マンガの中でも異質なマンガで、水野は実験的な試みをしたのかもしれませんが、

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[小林ドンゲ展039]「悪の華」という1955年の作品ですが、後にフランスで刷り直したものが、画像をクリックしてもらうとサムネイルで開きます。前の「枯れゆく花」とおなじような構成で、中心に描かれている題材を手ではなくて人物像にしたらどうなる、と想像したら、こうなったという作品です。

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[齋藤芽生展208]例えば、ラファエル前派のバーン=ジョーンズの「ヴェヌスの鏡」などが真っ先に思い当たります。もともとは、そういう作品にあるようなロマンチックな光景が、齋藤の手にかかると、このように屈折したものになる。

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[齋藤芽生展199]そのためか、目立たないながら色の数が多くて、かなり印象が異なってきます。「A Girl Who Sells Cicadas’ Chorus(蝉時雨を売る少女)」という作品です。

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[齋藤芽生展013]そういう視点で、右上の展覧会チラシに使われている「間男蔓」という作品を見てみましょう。画面中央の花から上に2本の髭のような赤い蔓が伸びていますが、その蔓には無数の細い毛が生えています。

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[畦地梅太郎展015]へんな比較ですが、ジャクスン・ポロックがまだ抽象表現主義に達していない若い頃に、アーリー・アメリカンのプリミティブ・アートを模したように制作した作品によく似ています。

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[ラファエル前派展173]「赦しの樹」という油絵作品です。トラキア王の娘ピュリスは愛するデーモポーンに捨てられ、絶望の末、自ら命を絶とうとすると奇跡によってアーモンドの木に変えられます。

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[ラファエル前派展089]「ムネーモシューネー」という油絵作品。ギリシャ神話の記憶を司る女神を描いている作品です。縦長のキャンバスで女神は正面を見据えるように、手つきも妖しく、薄明のなかに堂々として、こちらを向いています。

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