KeinosukeOkadaさんのイラストまとめ

『トップガン マーヴェリック』絶滅危惧種のレゾンデートル…自身が最も輝ける場所。コールサイン…血が流れ、感情迸る人間の肉体。過ちと後悔・希望と光…選択の交錯。手に汗握る空中閉所チームアクション。胸躍らせた登場人物達の個性と数々の名場面が礎…音速の大空に誘うJ・コシンスキー監督の翼。

『スワン・ソング』記憶含めた全てを継承出来得る…もう一つの魂。抗う事の出来ない力に対処する方法が選択出来得る未来がもし来たら…自我の刃を納める事出来るのか！？観る者の倫理観が問われ続ける112分。激しい苦悩と究極の葛藤、過去の後悔と真摯に対峙する姿が胸に響く。“最後の舞台”の演じ方。

『平家物語』目撃者として、聴取者として、記憶携えた語り奏者として…“びわ”を軸にアレンジされた物語の構造とこのオリジナルキャラの創造こそが白眉甚だしく。泣顔と悲しみ・笑顔と喜び…夫々に違う弱さと強さ・過去と未来とオリジンと尊厳を抱え、懸命に生きる人間達。寄り添い続ける純粋な魂一つ。

『ムーンナイト』正三角形なピラミッドの様なバランス…ヒーローとヒロインとヴィランの三演者が素晴らしくて。スティーヴンとハロウの初対峙に爆笑し、冒険の中でのレイラの成長に胸がすく。タウエレトの耳の動きは最強！作品の背景になるエジプト神話…カルトが発生し捲るその緩さに深潜してしまう。

『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』超迫力アバンから“Englishman in New York”な捕物帳…息つく暇等皆無。巡回ルートが決まったS・ライミ監督掌るホラー味強い移動遊園地へ迷い込む。次の鑑賞時には全く違う物語と結末が用意されてるんじゃないかと思う程…目眩く究極の体験。

『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』“忍びの里”のオリジン…巧妙な使命や運命設定。ちよめこと川栄李奈さんの巧さを再度実感。カタルシス爆発させる珍蔵こと高垣彩陽さんは爽快。しんちゃんとの大冒険最強な風子こと雨宮天さんもカッコいい。溜めに溜めさせる悠木碧さん起用法も良き！

『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』アニメーションの楽しさ活かす忍者アクション…傀儡始めとした忍法の畳み掛け最高！“イケメン”は飛び道具かも…久野遥子さん掌る忍者キャラも出現する度に、その能力と共にイチイチ笑顔にさせてくれる。うえのきみこさん加わる物語の纏め方も絶妙。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ラリーことMs.J・ウィリアムズの新たなカッコ良さとジェイコブことMr.D・フォグラーの定常的温かさ。全ての動物への愛情に溢れている…猫背でガニ股なニュート。リーダーとしての闘いと成長をスパイアクションの中で輝かせる魅せ方が唸る程巧い！

『英雄の証明』失敗した惨めな境遇への集り。真実等確認せずに撒き散らす…視線集める話。自身の眼で確認せず、断片だけ取り上げて加え続ける意見。履き違える…言論や表現の自由。憶測や疑念が重なり、重くなる…中身の無い、汗をかかない“作りモノ”。人間の醜さを炙り出すA・ファルハーディー監督。

『モービウス』SSU新規参入者の“The Beginning”…マーベル版“ジギルとハイド”。本能と理性の狭間で魅せてくれる…葛藤と制御。シンプルな物語だけど、Mr.J・レトが演じてくれると一味も二味もキャラに深み増す。他作品でも使われてるけど、肉体が流動する軌跡を気化の様に表現するVFXが爽快感極めり。