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5121小隊も小型幻獣の群れを踏み潰し、弾雨の中を駆け抜けてゴルゴーン潰しに活躍。 彼らの奮闘もあり荒尾・玉名戦区の幻獣はほぼ一掃された。
結果は大勝――とはいえ一戦場での勝利、戦術レベルでの成功が戦略上の劣勢を打開することに容易には繋がらないことは当時でさえ誰もがわかっていることであった。
が、自分磨きが遅すぎたか。 魅力値を低いまま放置していた(上に靴下収集を趣味とする)中村は、5121小隊内の異性からは嫌悪というか敵視されていたようだ。
中村の努力は一応の実を結んだらしく、女子生徒達の間で中村親衛隊なる追っかけ集団が形成されたことが尚敬高校生徒の手記から伺える。
彼の努力が実を結び、彼女が作ることが出来るか否か。 それはこの時点ではまさに神のみぞ知る、であった。 【ガンパレ熊本戦20周年追想・1999/03/28・了】
そんなこともあり、敵中一番に斬りこんだ中村機も撃破数を稼ぐ間もなく、味方の航空部隊と機動小隊が次々と幻獣を駆除していった。 この戦闘においては、5121小隊は特別やることがなかった。
前述の通り、山鹿戦区では福岡県側から流入する幻獣との間で連日、攻防が続いている。 3月27日、5121小隊は同戦区の防衛戦に参加したが、さしたる損害もなく勝利を収めた。 このとき山鹿戦区には日露共同開発の多用途大型ヘリきたかぜが多数配置されており、強力な航空支援を受けられたためである。