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顔のない男さんのイラストまとめ


Jim Thompson, Sam Peckinpah, Steve McQueen...

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ノーマン・フォスター監督作、Thank You, Mr. Moto (1937)を見る。7枚揃うことでチンギス・カンの財宝の在処が分かる絵巻物の争奪戦にモト氏が挑む。ピーター・ローレが日本人密輸捜査官に扮する第二弾。前作同様、頭脳プレイばかりでなく体を張った活劇を披露、神秘的な日本人イメージ強化に貢献か?

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マイケル・カーティス監督作、倒れるまで (1937)を見る。専制的なプロモーターが偶然見つけた農場出の青年をボクサーとして売り出すのだが。ロビンソン、デイビス、ボガートがそれぞれの持ち味を生かして拳闘界の裏側を描き出す。要所をきっちり押さえた演出が期待通りに終盤の試合場面を盛り上げる。

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ロバート・スティーヴンスン監督作、The Man Who Changed His Mind (1936)を見る。心の交換を可能にした学者が研究継続のため常軌を逸した行動に出る。カーロフ氏のご面相を上手く生かしたマッドサイエンティスト物で、世紀の発明を若さや美女の獲得に使うという身も蓋もないB級テイストに心が震える。

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追悼ショーン・コネリーということで、シドニー・ルメット監督作、怒りの刑事 (1973)を見る。連続少女暴行事件を追う刑事が本ボシと睨んだ男に暴力的な尋問を行うが。まるでニーチェの“深淵の喩え”を映像化したような作品で、我らがコネリー氏が魔に魅入られた刑事を陰影に富んだ演技で造形する。RIP。

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アーネスト・ヘミングウェイ著「持てるもの持たざるもの」をPBで読む。フロリダで貸し船業を営む男が大恐慌の煽りで犯罪に手を染めることに。家計のためとは言え、善良に思えた主人公が人殺しも辞さないアモラルな展開がショック。日々の糧にも事欠く者と有閑層との対比を通して時代の暗部を活写する。

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法条遥著「リライト」読了。10年前に出会った“未来人”を救う準備をする“私”は、いつの間にか過去が改変されていたことに気付き愕然とする。タイムリープ物としての“斬新な発想”はともかく、大きく広がりそうな物語が結局は“クラスの恋愛沙汰”に収斂する“この手の作品”の特質に改めて興味を覚えた次第。

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2025-08-02

マーク・サンドリッチ監督作、トップ・ハット (1935)を見る。倫敦でファッションモデルと恋に落ちたスターダンサー、誤解が誤解を呼び周囲を巻き込んだ騒動に。前年の“コンチネンタル”同様、異国を舞台に華やかな衣装と切れ味抜群のダンスステップで見る者を魅了する。浮世の憂さを忘れるひと時の夢!

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フランク・タトル監督作、ガラスの鍵 (1935)を見る。上院議員の息子が殺され、町を牛耳るボスの片腕が真相究明に乗り出すのだが。原作の味わいを上手に残した出来映えで、主演ジョージ・ラフトが後に辞退したサム・スペード役を想像するのもまた愉しい。最後の写真は原作・主演・監督の三者揃い踏み!

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ジョン・フォード監督作、俺は善人だ (1935)を見る。気弱な会計士が凶悪な犯罪者と瓜二つだったことから大騒動に。ギャング役ばかりで行き詰まっていたロビンソン氏がセルフパロディを演じて愉しそう。西部劇の名手が都会派コメディに腕を振るった逸品だが、恋愛模様がぶっきら棒なのもやはり個性か。

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