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レジェンダリー・ゴジラの豊満な筋肉質体はデザイン性も画面占有率も最高だけど、『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』、ギドラにタックル決めたシーンで遂にアクションとして実用性発揮し、デザイン面のみに終始しなかったのが嬉しい。ド迫力の破壊描写は、その嬉しさに直球で応える破壊力だった。
ゴジラとギドラの闘いを、ただ「怪獣対決」にするよりももっと、崇高で別次元のものにしようとしてるのが『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』で、この邂逅シーンはその初手だけど、公開当時、ゴジラ五年ぶりの再登場とその闘いを崇高に奉ってるかのようなシーンに、興奮の余りパニックとなったわ。
レジェンダリーがオリジナル怪獣登場させるてくれるのは嬉しいが、どうにも怪獣デザインに、動物の延長であって欲しい、大人の鑑賞に応えるデザインを、みたいな、敢えて道を外そうとしない消極的意識姿勢が垣間見えるな。だからか、彼のオリジナル怪獣達には、デザイン面での既視感が一番印象に残る。
昨日公開されたこの、『CALL OF DUTY』と『ゴジラ VS コング』コラボPV、ゴジラとコングがガッツリ登場して驚いたわ。新規のゴジラとコング映像だから普通に興奮したわい。
ゲームは全然違うものになるんだろうが、その後のゴジラとコング、みたいなifが(ほぼ)公式で観れて嬉しいわ。
レジェンダリー・メカゴジラはね、“暴力的”なの。そこが従来のメカゴジラと違う。暴力的とは、極めて生々しいもの。過去のメカゴジラは機械的残酷さがあったが、対称的に生身の暴力性は当然なかった。このメカゴジラには其がある。機械なのに生の暴力を駆使する“ズレ”が、異様なボス属性を宿してる。
俺が2014年に『GODZILLA ゴジラ』観て、レジェンダリー・ゴジラに惚れたのが、ゴジラが人間を一切意識せず、寧ろガン無視決め込んでる所で、目標しか意識してない。
そこには、核被害や人への罪罰メタファーなんてなく、ただ、何世紀も生き続ける孤高なプロのハンターがいたこと、そこに共感し震えた。
「怪獣のいない世界のリアリティ」ではまだ「巨大生物」だったゴジラが、熱線発射により「怪獣」へと、モンスター映画から怪獣映画へと変わる。ゴジラが映画のリアリズムを破壊したことでリアリティから映画は解放され、怪獣神格化の超怪獣大戦『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』を可能にした。
ゴジラ敗北の『キングコング対ゴジラ』から六十年後の再戦『ゴジラ VS コング』でゴジラはコングを圧倒的大差で、其もコングの土俵近接戦で負かした。
二つの映画に直系で繋がる文脈はなくともシリーズの、歴史の数を重ね続けたゴジラの方が強くなった、強く成りすぎた故に勝利した、のは有ると思う。