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昔の芸術をつぶやくよさんのイラストまとめ


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最近伊豆で地震が頻発してますので鯰絵をご紹介します。鯰絵は安政の大地震より流行ったもの。画像は作者不詳の「大都會無事(おおつえぶじ)」です。これは流行歌大津絵節のもじり。鯰が要石ならぬ火難目石を軽々と持ち上げ、唄い手が地震だ火事だおにぎりだ、などと唄ってます。唄い手気持ち良さそう

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2025-04-30

「さ、キレイにしなくっちゃ」という呟きが聞こえてきそうなこの絵は、歌川広重(1858没)の「猫の化粧」です。猫好き絵師といえば国芳と思われがちですが、広重のこの絵にもかなり猫への愛が感じられます。ぬか袋で顔を洗って化粧を済ませたあと行く場所は、近所の猫集会所でしょうか。

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フランスにはジュール・ヴェルヌの他にもうひとり、SFの大家と言える人が居ます。それはアルベール・ロビダ(1926没)です。小説家でありイラストレーターであった彼は自由な発想で未来を描写。空飛ぶタクシーや高架列車、そして可動家屋などを描きました。右下の絵、ハウルの動く城に似てますね。

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「血みどろ芳年」とも言われる浮世絵師の月岡芳年(1892没)。しかし彼は凄惨な絵だけでなく、ユーモア溢れる絵もかなり残しています。画像は「天狗之世界」。二匹の烏天狗が空を舞っていますが、右下にはなんと電信柱がにょっきり生えているのです。明治初期にはもう電柱が存在していたのですね。

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20世紀初頭の高層ビルに住まう米国中産階級の人々。その生活を窺い知ることの出来る本が「The Rocket Book」(1912)です。悪戯小僧がビルの地下でロケットに火を付けると、それは天井を貫通。各階の人々の生活用具を破壊しながら空へ突き進みます。蓄音機やタイプライターなど、懐かしグッズ満載です

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最近滅多にとんぼを見ることが無くなりました。子供の頃はあんなに沢山いたのに...。画像は明治から昭和初期にかけて活動した湯川松堂(1955)のものです。美人画を得意とした方ですので作品は当然美しい方ばかり。しかし、ぼうやの為真剣にとんぼを獲ろうとする母の横顔は、どの作品より美しいです。

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ちょっとふざけた格好に見えるこれは、巨匠デューラーの「Three mighty ladies from Livonia」(1512)です。諸説ありますが、ラトビアのドイツ系貴族の衣装であるとの説が有力。またこの格好は「見ざる、言わざる、聞かざる」の暗喩を込めているとの意見もあります。ベルセルクにこんな人いたような?

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2025-04-30

画像左と右上は「bon ami」の20世紀初頭の広告です。これは19世紀から続く米国の伝統的磨き粉ブランド。今でも世界で愛用されています。広告にひよこが出ている理由は「ひよこは生まれてから3日間地面を引っかかない」から。つまり磨き粉で家財に引っかき傷が付くことはありません、とのアピールです。

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