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雑。ブラウニー等の家憑き妖精はいかにして家に憑くか。エイキンドラムという名前のブラウニーの場合、あるとき街にやってきて労働条件を声高に告げるのであります。いわく「一椀の食事と藁の寝床にて万事承り候。報酬は無用のこと」。住民との同意を得たエイキンドラムは姿を消して働きますがーー
帽子に関する伝承
・イースター前に新しい帽子を買うとラッキー
・帽子をかぶったまま屋内に入る男は不運に見舞われる
・ベッドの上に帽子を置くとアンラッキー
・眠っている犬の頭の下に帽子をそっと置く。その帽子をかぶって寝ると犬が見ていた夢がわかる。
最後のは往々にして滂沱の涙。
雑。冬の朝、行くあてのない子猫にウサギさんが尋ねるのです。
「これからどうしたい?」
「クリスマスプレゼントになりたいの」
「よくわからない。くま先生に聞いてみよう」
1925年版エルソン読本収録の「クリスマスプレゼントになりたかったこねこ」という物語です。刺さる人には刺さりそうな。
花。ペリウィンクルは春先の魔力の強い花として有名で、別名を「妖術師のスミレ」 sorcerer's violet。土地によっては花輪にして魔除けや魔封じに使われたりします。絵はいつものネリー・ベンソン。
スミレに関する伝承
・春先、一番咲きのスミレの頭をなでるとラッキー
・家に持ち込むのは基本的にアンラッキー
・お墓のそばのスミレはお祈りしているので摘んでいけない
・スミレ色の瞳の美女はいつまでたっても美女
最後のは妖魔系の特徴のようです。絵はいつものネリー・ベンソン。
雑。子供向け『スペンサーの妖精女王物語』から森を駆けるフロリメルの図。妖精界随一の美女はその美貌ゆえにさまざまなトラブルに巻き込まれますが、一番ややこしいのは偽物の出現。「雪と水銀と蜜蝋」を素材とした魔術的自動人形は本物と対峙するまで見分けがつかないのでありますーー
雑。ホーンによれば中世英国にあってもっとも薬草に詳しかった組織は托鉢修道会とのこと。ただし各地の僧院で草花に適当に名前をつけていたため、品種の同定が大変なのだそうです。スノウドロップを「うつむく二月の乙女」とか「聖母のシュミーズ」など、ずいぶんなネーミングもあった模様。