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暦。さてメイクイーンの選出法。19世紀以降は事実上の美少女コンテストと化していますが、それ以前は「銀貨を一枚入れて焼いたケーキを切り分けて」と例のパターンだったようです。当たった娘は銀貨を貰えてメイデイ中はちやほやされるわけです。なぜか黒いケーキにするそうです。図は適当な娘さん図。
メディア。1920年代、カリフォルニアのラジオ放送局KHJは子供向け番組「クイーン・タイタニアのラジオの妖精」で人気を博し、ブックマガジンも発行してヴィジュアルとのコラボを企画。妖精鉄道、月光特急といった魅力的なテーマを提供していたのであります。魔術的にも興味深い領域なり、と。
さらに聖金曜日。図は恒例のイラストですが、右のおばさん(お姉さんと呼びなさい)がHCBを配る一方、左の男性は魚を売っています。聖金曜日は肉食を控えて魚料理を食べるという結構ポピュラーな伝統があるためです。こちらの由来も諸説あり。フィッシュアンドチップスでよいそうです。
暦。本日4月10日は2022年のパームサンデイ。教会に小枝を持っていって祝福してもらう日、となっている教区が多いとのこと。小枝は家内安全の護符として大事にされ、翌年の灰の水曜日に燃やされて灰になるというプロセスです。英国ではヤナギの小枝を持ち込むのでありますーー
雑。英国の習慣法によりますと、「地上」にて発見されたお宝は発見者のものとなる一方、「地中」から発掘されたそれは発見者と土地所有者あるいは王家で山分けにする決まりだとか。洞窟のお宝は前者に分類されるそうで、ゴブリンたちが守っておるのです。地中の金脈はノームの担当になるのでしょう。
雑。ツバメに関する伝承を調べていて親指姫のラストシーンに注目。助けてもらったお礼に親指姫の脱出行に協力し、恋の成就をも願っていたツバメくんがあっさりふられる様子には多数の同情が集まったのであります。それはともかく最後に「マイア」と改名する姫に関しては一考が必要かもしれませんーー
ここはあえて外して、『リア王』のフール、それに『アイヴァンホー』のウォンバを。どちらも忠義者で最後まで主人に仕え、あるいは命がけの身代わりまでつとめるのであります。フールには「馬鹿は承知の上」というコンセプトもあるのだと思います。 https://t.co/bcjZKKMtUW
ナーサリーマジック。意味不明のライムはうたたねすると独自の進行を見せる場合も。カエルとドブネズミがネズミ夫人の在宅日にお邪魔してネコに襲われる謎ライム「カエルのおでかけ」も、夢のなかではネコ一家が返り討ちにあったり、ネズミだけが危機一髪で脱出したり。話は膨らむのであります。
暦。例の「3月29日、30日、31日の三日間はマーチがエイプリルから借りた日」という伝承。この三日間、マーチくんが三匹の羊を雨、風、雪で追い回すのですが、結局は捕獲できずに春になるのであります。三匹の子豚のお話もこれのヴァリエーションなのかもしれません。
雑。緑茶にミルクや砂糖を加える飲み方は結構ポピュラーだったとみえ、1913年の擬人化絵本でもこの通り。「日本からやってきた緑茶さん、しわだらけの小男です。うちのお茶は上質です。シュガー、ミルク、アイス、どれになさいます?」。緑茶ファンタジーは興味深い領域なのでちょっと追求してみたく。