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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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地図の雑。女神ブリタニアあり、聖ジョージあり。ブリテン島の擬人化は昔から楽しい領域なのでありましょう。このあたりをスタンダードとして、老婆像、酔いどれ像とふざけていくのもお約束であります。集団意識としての国家像は意外なほど魔術的なのであります。

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ナーサリーマジック。
「はないちもんめ」に似た遊びを西洋に求めますがなかなかこれというものが見つかりません。マリオネットの演目にそれらしきものがあって、
「貧乏な人形でございます」
「金持ちで高慢な母親ざます」
「娘さんをお嫁にいただきたく」
「ちゃんと食わせていけるのかや」ーー

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もちろんメアリーと子羊という組み合わせは聖書的解釈を呼び込みます。もともと日曜学校用のブロードサイドに記された詩ですし、中世の「ユニコーンと乙女」を連想してもよいのであります。ヴィネットに囲まれた絵はご存知ウィルビーク・ルメール。

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暦。5月24日は

1830年のこの日、ボストンにてサラ・ジョセファ・ヘイルの同名の詩が発表され、以来世界中で愛されて現在に至ります。実際の出来事を題材にした作品なのですが、やれ使い魔だ人工精霊だとオカルト解釈する人もいて退屈はしません。絵もいろいろ描かれましたーー

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健康読本も面白いカテゴリーと申しましょうか、各国の文化から健康に良い部分を取り入れようという動きがあるのです。日本家屋の清潔と換気性のよさに注目、ということで子供部屋の床を掃除し、キモノを着て日本人ごっこしましょ、と。

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雑。「起きたくない、布団のなかでぐずぐずしていたい」と起床を拒否するベティー・ジェイン。すると時計も衣服も反乱を起こし、太陽は運行をやめて少女を停止世界で孤立させるという物語。威嚇系教訓とでもいいましょうか。下手なブギーマンより怖いです。エルソン拡張読本(1925)から。

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毎月15日はイチゴの日ということなので

イチゴに関する伝承

・野生のイチゴを庭に移植するとラッキー
・聖ヨハネ祝祭日に食べるイチゴは亡くなった子供たちへの贈りもの

もちろんイチゴを知らずに亡くなった子供たちへの供養なのであります。

図は1917年の雑誌にあったイチゴのショートケーキ。

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犬。魔法資料を求めて児童文学方面を彷徨いますと、よく「フランダースの犬」に遭遇するのであります。そしてパトラッシュがわれわれが知る姿とはかなり異なっているため、報告しておく次第。ミフリン刊『名犬全集』(1924)の挿画、グスタフ・テングレン作。なかなか強面のパトラッシューー

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雑。「人魚に誘惑される船乗り」というモチーフを前提に浦島太郎を描いたのがグレイス『青柳』所載のそれ。操業中の浦島をいきなり海に引きずり込んで関係を迫るドラゴンプリンセス。「子供が待ってるから」となんとかかわそうとする太郎。手に汗握る海底の攻防が面白いです。絵はウォリック・ゴブル。

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さて子供の日。

「母の日と父の日があるのに、なぜ子供の日がないの?」
「毎日が子供の日ですよ」

これが英米での定番のやりとりとされておるのです。納得できるようなできないような。

19世紀に入ると子供を悪魔や妖精から守る話が減り、むしろ子供時代を魔法の時期とする発想が増えてきますーー

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