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雑。デヴォンシャーの伝承を調べていて、妙な領域に遭遇。養蜂は独自の世界を形成しておりました。
・蜜蜂にはこまめに世の中の動きやニュースを伝えておかないと、仕事をやめてどこかに行ってしまう
・親類が亡くなったときは玄関の鍵で蜜蜂の巣箱をノックしてだれだれが亡くなったと伝えること
#いい歯の日 だそうで。
・抜けた乳歯を捨てると動物に拾われ、子供にその動物の歯が生える
・抜けた乳歯を塩とともに紙に包んで暖炉で燃やすと新しい健康な歯が生える
・死体の口から抜き取った歯は強力な護符となる
最後のやつはゴヤの版画で有名であります。
11月は冬の悪戯者ジャック・フロストの季節。窓ガラスに霜が張る、野山の樹木が一気に紅葉するとジャックが来たしるし。季節の精霊たちは魔法でどうこうする存在ではなく、本来は召喚対象ではありません。呼ばんでもやってきますが、冬乞いの儀式で語りかけるのは楽しそうです。
雑。「金の斧銀の斧」のお話は原典のイソップですと出現するのはヘルメス、さらに翻案されたラフォンテーヌではメルクリウス。鉄を水に落としてヘルメスが関与すると金あるいは銀に変わる可能性ありという錬金術のお話と解釈できるかもしれません。斧の頭だけを落とすというヴァージョンもあります。
靴の雑。古い靴には幸運が宿っているので、旅立つ人への祝福としてこれをぶつけるという奇習。かなりポピュラーな代物で現在でも随所で見られるとのこと。この結婚式の図では左端の子供がチャンスをうかがっております。狙うのは花婿の後頭部か。
雑。そもそもジャック・オ・ランタンとは悪戯が過ぎて天国からも地獄からも出禁になり、最後の審判の日まで彷徨う運命にある霊でありますから、それに植物由来の依り代を作ってやるという行為はある種の供養なのでしょう。なにかいいことあるかもしれません。
本日は天使の祝祭日ミクルマス。大天使ミカエルとすべての天使たちの祝日、ということで天使の学校も休校であります。ちなみに天使の学校は週6で一日4時限という時間割のようです。授業中は輪っかを外すのがマナー。絵は『黄金の階梯』(1910)から。
三つの結び目を持つロープという形で船乗りに「風を売る」習俗。風の値段とうか相場が今一つ不明だったのですが、19世紀前半にオークニーに住んでいた老女ベッシー・ミラーが6ペンスで販売していたという記述を発見。この値段はなにやら妖精の匂いがするのであります。
雑。「喜びを知らぬは貧しき心なり」。ヴィクトリア朝に流行ったことわざで、出典はディケンズとされていますが確証はなし。貧乏なお家の少女が手近なものでクリスマスツリーを作っております。「住めば都」とか「三日で慣れる」とかの意味でも使われている模様。〇〇見立ては魔術の基本なり、と。
話題。アンデルセンで怖いお話となりますと、「赤い靴」「パンを踏んだ娘」とふたつはすぐに思い浮かびますが、三つ目がピンとこないのであります。二大怖い話でいいんでしょうか? 絵はデュガル・スチュアート・ウォーカーの「パン娘」。