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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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雑。フライヤの『メアリー・フランシス』シリーズ中、一番出来がいいのは『裁縫篇』(1913)だと思うのであります。妖精淑女の指導下でお人形の服を自作していくわけで、型紙もついています。アレン・ボイヤーの挿画もなかなか。アメリカン・フェアリーというジャンルが確立しつつある雰囲気なり。

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ナーサリーマジック。二人ならんで同じ絵本を見るという状況は、同じ儀式を受けているのと同じですから、心の奥に深い絆を生じさせるのであります。読む物語を選ばないとややこしくなりそうですが、こればかりは文科省の思い通りにはならないのであります。

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ガーデニングマジック。植えるお花の種類によって異なるゲートが開くという発想があります。ポピーとアスターとダリアをうまく組み合わせるとサンドマンの国につながるわけです。夢のなかで見る花たちが組合せの重要なヒントなのだとか。絵はライト・エンライト。

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補足。コカトリスとバジリスクの差異は、Vinycomb の紋章学事典によれば尻尾に別の頭部があるかないかとのこと。ちょっと見たくらいではわかりません。なんか卵があるから温めてみたら爬虫類系のそれだったという幼い日々のトラウマ説も有力。

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雑。「キャップ・アイロンでハンカチに魔法の折り目をつける」という一節を見たことがあるわけですが、なにがなにやらわからぬまま放置しておりました。最近このオリーブ・アレンの絵を見て腑に落ちた次第。昔のキッチンは奇妙なアパラタスに満ち満ちておりますです。

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雑。恋人たちが木の幹に名前を刻むという習わし。樹木系の呪術としてどのくらい昔から存在したのか想像もつかないほどですが、現在では自然保護の観点でとうてい推奨できません。多年草の苗に名前をつけて植えるといった方法もありますが、枯れると逆効果です。絵はオリーブ・アレン。

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猫の雑。エドワード・リアのファンタジーポエム『フクロウと猫』。なんでこの二匹がデートしているのか不思議だったのですが、ジョン・ブランドの故事本に「フクロウは羽根の生えた猫の一種」との記述があって納得。絵はどこか不気味なレスリー・ブルック。

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猫魔術。夏至の頃になると猫の国へのゲートが開くというのですが、具体的な情報は乏しいのです。以前も触れましたように、猫の国で一番歓迎されるのが身寄りのないおばあさん。すでに猫の国に帰っていた愛猫が、よければと迎えにきてくれるのだとか。絵はカルデコット。

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雑。シュロ部を前にもってくる箒の乗り方。やはり原型は玩具のコックホースなのでしょう。「コックホースに乗ってバンベリークロスに行こう」と唄うマザーグースも深読みできそうです。ナーサリーマジックに分類するにはちょっとあれですが。

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こちらはウォリック・ゴブルが描くチェンジリング場面(厳密にはちょっと違いますが)。とある愚かな王妃様が贅沢三昧して妖精に借りを作ってしまい、いわば借金のかたとして王女が妖精国に引き渡されるの図。王女は妖精の呪いで白猫になってしまいます。

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