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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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11月30日はスコットランドの守護聖人聖アンドルーの祝祭日です。一応キリスト教のお祭りなのですが、ケルト人に流れる妖精の血が騒ぐとみえて、霊視がどうの生霊がどうのとオカルト系の話題で盛り上がる日でもあります。絵は恒例のダンピー祝祭本から。

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ナーサリーマジック。護符目的でゆりかごにさまざまな模様を刻むのは世界共通の想念。さらに子守歌で守護者を召喚したり、悪しきものを遠ざけたり。ララバイが「リリスよ去れ」の意のヘブル語が語源との説もあり。絵はスプーナー。端っこに猫がいるのはご愛敬であります。

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雑。19世紀半ば、英国で義務教育制が採用されるとその影響は天界にも及びます。就学前に亡くなった子供たちは天国で学校に通うことになる、というのがケイト・バンスの詩のテーマ。一日4時間、天使に必要な教養を学ぶとのこと。後ろに掛けた輪っかが可愛いのであります。絵はスプーナー。

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雑。コールマン・スミスの同業者たちシリーズ。M. V, Wheelhouse (1871?-1947) は20世紀初頭にガールズストーリーの挿絵を多数制作。落ち着いた画風で当時の服装の参考になります。黄金の夜明け団の女性メンバーたちもだいたいこんな感じだったはず、と。画はユーイングの『6歳から16歳』から。

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雑。少女クリスタベルは本の世界に閉じ込められてしまい、誰かが本を読むたびに同じことの繰り返し。この無限回廊からどうやって逃げ出すのか? ロドルフ・スタウェル夫人著『私が出会った妖精たち』収録「本のなかの少女」(1907)はループものの先駆けといえるでしょうか。絵はなんとデュラック。

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19世紀中頃のガイ・フォークス・ナイトの図。1605年の議会爆破未遂事件を子供の行事としてえんえんと語り継ぐ執拗さも興味深いところ。「11月5日を忘れるな、爆弾陰謀謀反を忘れてよいはずがない」と歌いながらガイ人形を引き回すのであります。絵は恒例のフロレンス・メイソン。

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雑。英国のカレンダーではハロウィンの次のお楽しみは11月5日の「ガイ・フォークス・デイ」。子供たちがガイ人形を市中引き回して募金集めし、そうして購入した花火を人形に仕込んで爆破するのであります。一応史実に基づく行事ながら、根底には異教の生贄的なものがあるのでしょう。興味深いです。

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ハロウィンゲームの代表格、たらいに浮かべたリンゴを口だけで拾う「アップルボビング」。ここでゲットしたリンゴから皮投げ占いや意中の人の名前刻みといったおまじないへと展開するのが伝統であります。さらにリンゴのしぼり汁で「あぶり出し」のラブレターを書いたりと、秋の夜長の恋遊びなり。

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雑。ハロウィン名物ジャコランタン。メイキング風景はさがすとなると意外と見つからないものです。絵はラウントリー・スミスの『おうちのピクシー』(1915) から。お嬢ちゃんたちが軽々と抱えているカボチャ、どう見ても30キロはあるような。

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雑。「メリーさんの羊」は実際にあった出来事をもとに作られたライムとのことですが、ここは個人的誤解権を行使するのであります。メリーさんが悪い子になると羊は黒く大きくなっていく、と。絵はフォーカード。

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