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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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12月26日はボクシングデイ。みんなで殴りあう日です(一応これ言っとかないと)。クリスマスも働いたお屋敷の使用人たちのお休みの日、また貧しい人達に教会が施しをする日。魔法的に考えますと、使い魔たちに休暇とそれなりの心づけを渡すしかない日でもあります。

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雑。『英国の死の舞踏』(1816)にある魔術師の描写。例のワニが「アリゲーター」として紹介されています。フランシス・バーレットの頃の英国オカルト界隈の雰囲気が伝わってくる良い資料であります。

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雑。英国紅茶文化圏を逍遥していて Wonderful Tea Kettle なる物語の存在を知り、さればとサーチしてみるとブンブク茶釜ですから拍子抜けであります。どれも アナグマ badger が化けたものとされています。比較的近い動物を持ってくるしかない事情はわかりますが。挿絵もいろいろ見つかります。

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雑。魔法使いの部屋に見られる「吊るされたワニの剥製」の一例。1905年刊行『ゴールデングースブック』収録「親指トム」から魔法使いマーリンの図。絵はレスリー・ブルック。左下の錬金術用フラスコにも注目。魔法装飾としての剥製ワニが消えていくのは、やはり「わけわかんない」からでしょうねえ。

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雑。12月6日はサンタクロースのモデルでおなじみの聖ニコラスの祝祭日です。サンタ関連で一足早く活動するにはよい日です。図像は少年強盗に襲われるサンタの図。「おもちゃを置いていけ」とおもちゃの銃で脅しております。児童雑誌セントニコラス11月号の表紙だった模様。

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雑。「三匹の熊さん」はもともと白髪の老婆が熊の家に勝手に入り込んで食い荒らすお話。時代とともに老婆は若返り、一気に少女化してゴルディロックスになっていきます。行動パターンは一緒ですから恐ろしい。最後は窓から逃げていくこのキャラクター、妙に人気があるから不思議です。

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さて11月30日はスコットランドの聖アンドルー祝祭日。この日はなにか青いものあるいはタータンを着用するのがしきたり、とヴィクトリア朝中期頃から広まったとのこと。支援ということでグリーナウェイから青いサッシュの少女を。ちなみに英国オカルト界は偽ハイランダーが多いのであります。

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雑。勢いでアンデルセンをチェックしておるわけです。失恋した人魚姫は空気の娘になり、夭折した子供は天使になります。鉛の兵隊さんは暖炉で溶けてハート形になるあたり、慎ましい昇進のいじらしさが皆の心を打つのでしょうか。画はアボットの人魚姫ラストシーン。

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雑。天気予報によりますと、来週から西日本を中心に「びったれおどし」が吹き荒れるとのこと。急に寒気が流れ込み、びったれ(家事全般を怠ける人)を右往左往させるという意味なのですが、真のびったれはその程度ではビクともせずにびったれる模様。びったれ、びったれ。

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雑。英国童話「おばあさんと6ペンス銀貨」は錬金術寓話の一種か。豚が言うことを聞かない、犬をけしかけるが犬は動かない、犬を棒で叩こうとするがうまくいかない、という具合に進む悪循環が一気に逆転する妙な展開。連鎖反応なり、と。挿画からして錬金術的であります。

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