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セイヨウナナカマドに関する伝承
・祝祭日前夜に玄関に小枝を飾ると魔除けになる
・魔法の杖の適材
・ウェールズの教会墓地に植樹される例多し
・赤い実をぶつけると魔物が逃げる
祝祭日前夜は天使たちが設営準備で忙しいので魔物の跳梁跋扈を許してしまうんだそうです。フェスの運営はどこも大変。
爆撃機の機首付近にセクシーなお姉さんが描かれる、いわゆるノーズアート。あのお姉さんたちもやはり魔女の類なのでしょう。陸上ではしわくちゃの老魔女が空に舞い上がると急に若返って美女になるという伝承もございます。面白いのです。
雑。一次大戦中、戦闘機パイロットの間で黒猫のお守りやマスコット類が大流行した話が『スーパーナチュラル・ウォー』にありますが、二次大戦中の戦闘機にワイルドキャットとかヘルキャットといった猫系の名前がつくのはこの流れかなあ、と空想しております。ああそうそう、トムキャットも。
雑。「悪い子は人さらいにさらわれる」とナースが脅すのも定番です。この「人さらい」、一応名前がありまして、有名なところでトム・ポーカー、デイヴィッド・スタンプス、さらにボナパルト、クロムウェルもいたとか。結構なサタイアにもなるのです。絵はグリーナウェイ。
暦。お盆のような、亡くなった人が現世に舞い戻る日には特定の場所でアパリションを目撃できる可能性が高いいため、「レディーに会いにバンベリークロスへ行こう」となるわけです。見物人がつめかけております。ルート持ちの幽霊もこの範疇といえましょうか。絵はタラント。
cat は hat と簡単に韻を踏めるため、帽子をかぶる猫が多いのであります。 子猫 kitten が手袋 mitten をするのも同じ理由。この種の組合せは韻律属性と称され、可愛さエンハンサーの代表格なり、と。
雑。薔薇の茂みには一か所ぽっかり空いた空間があって、そこは守護妖精さんの詰め所なんだそうです。妖精さんはつぼみたちが開花するまで見守ったあと、他の妖精たちに誘われて遊びにいってしまい、帰ってくるとーーエメライン・S・スミス『妖精の探訪』(1847) は言葉遣いが興味深い佳作なり、と。
暦。6月23日夜は聖ヨハネ前夜。今宵、魔女たちが大空を飛びまわるとされておるのですが、その理由がいまひとつ不明なのです。同伴者はどんなアクロバット飛行をしても落下しない黒猫たち。おかげで黒猫グッズは飛行関係ではラッキーアイテムとして大人気であります。
季節。夏至の頃、村はずれにある妖精丘 fairy mound に出かけてトワイライトのなかを地面に耳をつけていると、フェアリー・コンサートが聞こえてくるという伝承があります。まず笛、続いてフィドル、コーラスにパーカッションという編成だそうです。絵はいつものダンピー祝祭本から。
ーーさらに他家のお茶会で件の紳士と再会し、知らん顔して苦笑されるのもお約束というか、ユニヴァーサルなイントロというか。クリノリン引っ掛け女子もほぼ同様の展開となっています。この種の元気のよい女子に自転車が加わると19世紀の都会風景が一変していくのであります。