TOMITA_Akioさんのイラストまとめ

左図、原初のアンドロギュノス。
右図、太陽と月の結婚。
さまざまな象徴に飾られたこの2枚の相似た寓意図には、ヘブライ系グノーシス思想の影響が見られる。
『哲学者の薔薇園』(1550年)

第2葉と3葉は前書き。
第4葉の表に「メルクリウス……彼はその杖で、自分のかぶった兜を叩いていた。……その青年めがけて、一人の長身の老人が翼を広げて飛びながら近寄っていたが、頭に時計が取りつけてあり……大鎌で……メルクリウスの足を薙ぎ払おうとしていた」。

17章15
御使また我に言ふ『なんぢの見し水、すなわち淫婦の坐する處は、もろもろの民・群衆・國・國語なり。
……
17:18
なんぢの見し女は地の王たちを宰どる大なる都なり』

たとえそうであれ、対立しあうものを調和させたり釣り合わせたりすることに、能天使は真の使命を見出しているのである」
「堕天使のすべてのなかで、最大の離反は能天使の位階で起こったようだ」（ゴドウィン）。

ギリシア神話によれば、ペルセウスはメドゥーサの首を切り取っての帰り、アンドロメダーが生贄になるところを助けた。
腰にぶらさげているのがメドゥーサの首である。

彼ら「野人」に共通しているのは、先の膨らんだ杖ないしは棍棒をアトリビュートとしたことである。
デューラーの描いた野人（1499年）。道化棒とよく似ていることに注意。しかし、本来は生木ないし根こそぎにした樹であった（右図）。

そしてミトラスは、朝とともに岩の中から復活・再生する。生命の樹が葡萄になっていることに注意。
ダードポロイの左右の位置は地界と地上で反対になっている（ただし、遺跡を検討するかぎりでは、厳守はされていない模様）。

義人が向かって左、罪人が右である根拠はマタイ25章に依る。「ちょうど羊飼いが羊たちを山羊から分けるように……羊たちを右に、山羊たちを左に置くであろう」32-33。

バーバラ・ウォーカーが強調してやまぬリグ・ヘイムダルの最後の審判の喇叭=角笛。「それは神による人の審判を意味したのではなく、母（女神）による神々の審判を意味している」（タロットの秘密）。

アリストテレースはカメχελώνηを陸亀、海亀、淡水亀に分けた（『動物誌』）。地中海地方は１属を形成するほど陸亀の種類が多いそうな。ヘルメースがリュラーを発明したのは陸亀によってであったと考えられる。体長約20Cm前後という。