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冥府魔道をゆく、伝奇小説が大好きなうさぎです。いま読んでいる本→『事件記者コルチャック』、『忍者の兵法』。

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たとえば、原作の第一話「アステロイド・ブルース」で出てくる賞金首の男女は、『デスペラード』が元ネタだが、この映画の監督ロバート・ロドリゲスが参加した『フロムダスク・ティルドーン』で主人公の犯罪者兄弟が逃亡先として目指す場所「エル・レイ』が、実写版第一話でバーの名前になってるとか。

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辻真先『小説 佐武と市捕物控』がめちゃくちゃオモチロイ。石ノ森章太郎氏の傑作時代劇を原作に、推理もの(江戸ならではの人間消失トリック!)と活劇(十手と捕縄、仕込み杖逆手居合切り)と時代伝奇(原作にもある魔犬「シャマイクル」のエピソードに間宮林蔵が絡んでくる)が交ざって破綻がない!

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辻真先氏は『小説!!!ルパン三世』でも、この手の「紙面を使った遊び」をやっててよかったな。こういう遊びはセンスがないとやるだけ無駄なんだけど、いっとき流行ったとかに、センスのない書き手がやるだけやってみて廃れさせたような気がするよ。

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菊池秀行『風の名はアムネジア』を評して、菊池秀行氏らしくないと言う言説をみかけたが、さにあらず、このセンチメンタル(と、その裏返しのハードボイルド)こそが、菊池秀行氏の本質と思う。でなければ、初期「D」、特に『風立ちて"D"』はあるまいよ。

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煉獄さんも、ロッキーも、誰よりも「他人からのマイナス評価を内面化してしまった自罰的な自分」に対して、「自分はやれる」「自分は自分でいられる」って証明したかったんだよな。

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ちなみに、物語はこれだけで完結してるけど、前作にあたる『:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』も読んでおくといろいろ楽しい。シャドウヒルの守護者ハングドマンや、侵略宇宙人の侵略過程、そしてお調子者ヒーローのクラッカージャック!ぼくはこの人間臭い人格のヒーローが大好きなんだ!

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あ、もしかして、『チ。-地球の運動について-』のサブタイって、「『智求』の運動について」でもあったりしないかな。

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また、「被害者のどうしようもなさ」を突き放して描き、「人間の欲望の浅ましさ」「自己保身の醜さ」「わがままな人間の悪辣さ」を描くのも伊藤潤二ホラーの怖さである。大傑作『死びとの恋わずらい』とか、もろにそういう話で、いつまでも心に残る。

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ベンフォード『大いなる天上の河』や、つばな『第七女子会彷徨』みたいに、我々の死後は人格データを保存され、サーバー上の仮想空間「天国」で「#生きてる奴らが知らないこと」「#生前の思い出で100rt目指す」とかやってんだろな。そしてそれに飽きると生者のインターネットに口出しするんだろな。

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夢枕獏『ゆうえんち バキ外伝』第一巻を読み終わった。メチャクチャオモチロイ。獏先生の「過去と現在を行ったり来たりする」語り口も、適度に抑制されているし、板垣ワールドや獏ワールドを伝奇的にうまく処理していて、双方のファンに読み応えがあり、よく知らなくても単純に面白い。

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