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千尋には、ナウシカ以来の「関わった人を次々助けていくヒロイン像」が流れている。
本人の口からは「ハクを助けたい」ということしか表明されないし、わざとらしく誰かのために何かをするわけではないけど、本質を見抜く力を身に着けた千尋はカオナシと坊の問題点を一発で見抜く。
「千と千尋の神隠し」を久しぶりに観賞
個人的には、宮崎映画最高傑作。
宮崎哲学の終着点が色濃く反映されつつ、それを表現するための暗喩まみれの高度な作劇、暴走とも言うべきイマジネーションの豊富さ、セル系アニメ表現の頂点。
GKIDS版「パーフェクトブルー Blu-ray」を観賞。
画質は申し分なし。たぶん元の撮影環境が良くなかったのか、カットによって解像感はバラつきあるもののちゃんとリマスターされている。カットによってはかなり高画質(全体の2、3割くらいか)
国内版しか持ってない人は買い換え推奨案件
宮崎監督は自身では現代の日本の普通の街を舞台にした長編映画を撮らなかったけど、耳をすませばには現代日本の地方都市を舞台にした「宮崎アクション」がちゃんと込められている。
第一幕のラスト、ムーンを追って雫が高低差のある街を探索するパートがそれ。
P2は改めて見ると、画面内に消失店を入れない誤魔化しカットが非常に多いし、結構パースが変なカットが多いと思ったけど
ももは本当驚異的。短いなんでもないカットでも誤魔化さず無茶苦茶書き込まれてる
これが120分続くんだから眼福
押井さんはこの頃、キャラクターよりも世界観を描くほうが重要だと思ってたらしいけど、この映画は実はかなりセンチメンタルな話でもある。
SACが「メスゴリラ」を定着させてしまったけど、この映画の素子は場面によって屈強な女性戦士にも見えるし、繊細な十代の少女のような顔もする。
ストーリーモードを久しぶりに見たけど、オープニングの小夜ちゃんってちゃんとパックマン眼になってるんですね。モニターだと分かりにくかったけど何故かswitch liteのパネルだと分かり易かった。
ほんと芸が細かい。