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これはお互いが大好きすぎて拗らせてしまった処●と童●が結ばれるまでの物語………
【合体までおよそ372日】
第11話(終)
アルファベットの上から11番目
A、B、C、D、E、F、G、H、I、J……そしてK
『Kカップ』……それが意味するところはまさに思春期真っ盛りの男子●校生にとっては言葉以上に、本能を刺激する【おかずワード】であることは想像に難くない。
「それじゃあ、来年もよろしくね、春斗君」
それだけ口にすると雪華はいまだ呆けている春斗を残してまた走り出していった。
残された春斗の耳にはいま聞いた「言葉=アルファベット」がひたすら反芻されていた。
静かに、小さく、囁くように……彼の耳にぎりぎり届くか届かないかくらいでそれを口にした。
「Kカップだよ♡」
そして、口にした後でようやく自身の失言に気が付く
が、時すでに遅し。口をついて出たそれは例え本心がどこにあろうと「出た瞬間」からもう取り消すことなどできないのだから。疎遠になった頃からまるで成長していない男である。