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雪華「大好きです♥春斗君…♥愛してます♥子供のころからずっとずっと♥私を…貴方のモノにしてくれませんか?♥」
それは「告白」であった。
それは彼女がずっと内に秘めていた子供の頃からの夢であった。
混乱と興奮で戸惑う春斗を他所に雪華はついにそれまでずっと秘めてきた想いを彼に打ち明けた。すなわち「子供の頃に胸が小さい女の子と結婚できないといわれたので、頑張ってバストアップした」ということ。
そして現在、Mカップにまで成長したが、それらはすべて春斗の為に頑張った証だということだ。
雪華「ねぇ…春斗くん?目を瞑ってくれる?」
まるでドラマか何かのワンシーンのようでドキリとしながらも「まさかそんな事…」と思い直して、言われた通りに目を瞑る春斗。少しだけ何かが擦れるような音が聞こえてきて、ゆっくりと雪華の息遣いが近づいてくるのを感じ、それから「何か」が手に触れた
その言葉に雪華は少し考えるような顔をし、やがて「最近思う所があって…だからそろそろ子供の頃からの夢を一つ叶えてみようかなって思ったの」といった。
春斗のはそれがどういう意味を持つのかわからなかった。そんな春斗の様子を見て雪華は微笑むと、次のようにいった。
そんな奇妙な状況に戸惑いつつも、しかし、これがチャンスであることを察する春斗。ここ最近、ずっと「考えていたこと」、雪華に「言いたいこと」。
それを今の状況ならいえるのではないか?
心臓が脈打つ。春斗は緊張しながらも少しずつ言葉を口にする。
そんな時に持ち込まれたチャンスに春斗は浮かれていた。とんとん拍子に話が決まって、いざ当日クリスマスプレゼントを買ってから雪華の家を訪れる。すると奇妙な事に気が付いてしまった。クリスマス会…と銘打っているものの参加者はホストの雪華と春斗だけ。
そうこの場にいるのは「二人」だけなのだ
そもそものきっかけは妹の美桜であった。彼女が「今年お世話になったお礼に雪華ちゃんがおにーちゃんとクリスマス会したいって」と教えてきたことが始まりである。夏の海以来、挨拶程度の会話は何度かしたがそもそも春斗は雪華の連絡先をしらないので、接触頻度が少なかったのだ。
訪れた先は彼の初恋の想い人である「高嶺雪華の家」である。すぐ近くにありながら、かれこれ6年以上も訪ねることができなかった場所……そこへ「特別な夜」にいくことになるとはどういう運命だろうか?