//=time() ?>
そんなことが何度もあって、さすがに不審に思っている様子のアレクだったが、当然、どんなに問い詰められてもフィオにはその『秘密』を口にすることはできなかった。
元々が、悩み苦しんで出した『決意』の上に成り立つ現状だ
いまさら条件が増えたとて、それをやらない選択肢など初めからフィオには無かった
「…わかりました。お願いします」
こうして、「アレクとフィオ」の大切な時間と引き換えに「ラシャドとフィオ」の『治療』にあてる時間は増えていく
ラシャドの話では「思ったよりも『呪い』の進行が早く、このままでは『魔法使い』としては生き延びることができても『女性としての機能は失われる』可能性がある」ということだった。
そんな彼の何気ない言葉が、フィオにとっては嬉しかった。支えとなっていた。
きっと大丈夫……決して耐えられないわけではない…少しずつ少しずつ……気をしっかりもって…大事なものを見失わないように…