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『グリーンルーム』
リアル・リアル脱出ゲーム。パンクバンドがネオナチの根城でのライブ後、楽屋に閉じ込められます。明らかに堅気じゃない方々に「先に警察を呼んでください」など毅然とした態度に脱帽。私なら泣きながら屈従します。下っ端に仕掛けるホームアローン(生命に関わる)の風情にはニコリ
『ウィッチ』
母の娘に対する手酷い扱い、かすれた字で"義憤"とラベルを貼った過剰包装を剥がしていけば、一番内側にあるのは"嫉妬"なところがウフフ。命の上に宗教があるコミュニティの事情を全く知らないながら、牽強附会めいたイチャモンと集団ヒステリーには魔女より先に人間を見た気がしました。
『ゴーストランドの惨劇』
とにかくあの2人のキャラの立ち具合に釘付けでした。ジャ・モラントがボールを持ったときのような、「次は何をしてくるんだろう」というワクワクでいっぱいでした。関係性、信条、バックボーンはフル無視なのも最高。「何でそんなことすんねん」と思いたい欲が満たされました
『アメリカン・アニマルズ』
胆力とも言い難い軽率さだけを備えた4人が、正邪を分別するためのチャンスを棒に振り倒します。青春の1ページじみたレザボアごっこから、地獄の責任転嫁&俺はお前らとはちゃうねん合戦の落差や良し。ELV1階オープンと吐瀉フロントウォッシャー(内側から)は笑う。悪人正機?
『フィールズ・グッド・マン』
ドキュメンタリー。ある漫画家が生み出したキャラが4chanやSNSを介して、特定の政治思想や人種差別等のイメージを含んだネットミームとして拡大します。愛すべきカエルが、ステルス主張を掲げる手段&武器に変態するさま。皮肉とリテラシーが失われた、模倣という名の地獄
『スナッチ』
紹介シーンであれだけ意気揚々としてたのに顎の矯正器具みたいなん付けてシュンとしてるゴージャス・ジョージ。「弾丸をくぐる男」という触れ込みで50口径のデザート・イーグルの連射を受けまくるボリス。あとお膳立て整えての理屈が通じないやつvs理屈が通じないやつ対決は痛快です
気になるあの子のLINEの一言欄に「チャーリー・カウフマン」と書かれていたせいで、発想とオリジナリティに重きを置いてものを見るようになる小学生
『おわらない物語 アビバの場合』
正視できないほどの露悪的な展開は、この世には正視できないほど露悪的なことがあるよと言ってくれてる気がします。大刀で叩っ斬られた生首から見てるかのような地獄の世界。ピーター・ポールはあの歳にして完成されたマジモン。諦めや達観めいた希望にも見えて混濁。