新宿中央コーエン兄弟さんのイラストまとめ

『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
「生き残ってしまった」吸血鬼たちの物憂げな生活。品と配慮と差別に無上の人間性を見ました。気絶しそうなほどオシャレですが、やいやい言わせない説得力を感じます。たぶんあの2人はライフガードを飲みながら大盛りペヤング行ったりはしなさそうです

『露小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』
人間と妖精が暮らす世界でのゴタゴタ。寄る辺ない人が清濁併せ呑んでる姿はそれだけでアレですし、無垢な存在が苦しみながらもバイアスに囚われず自分の目で物事を判断しようとする姿もアレでした。ファンタジーと現実のブレンドも絶妙です。読み方はロシャオヘイ戦記。

『もう終わりにしよう。』
どうせ面白いけど難しいんでしょと思って観てみたら面白いけど難しかったです。表現のためなら平気で手続をすっ飛ばせる強狂さに脳が揺れました。冒頭ルーシーの意味深な語りにフフフとなり、その後は不可解で奇妙で無邪気なイベントの一つ一つにずっと振り回されてました。

『プールサイド・デイズ』
オーウェン「今おれがマイクを使ってるのは二枚舌のルイスのママと寝てノドを痛めたからだ」→ルイス「うちはパパが2人だよ」
家族問題ナーバス童貞のバックグラウンドで動くルイスのクソアプリ。夢を語った後の仕事辞める辞める詐欺には哀愁を感じずにいられないです。

たのしみです。

#二本立てで観てみたい映画
『光のほうへ』
『心と体と』

#二本立てで観てみたい映画
『ハックル』
『タクシデルミア ある剥製師の遺言』

『ブロークン・フラワーズ』
事業を成功させて自堕落マイペースに生きるドンに元恋人から匿名お便り。「実はあなたの息子が19歳になりました」…色々あってローラー作戦的に思い当たる人を訪ねて回ります。心に穴が空いたような、或いはただトボケてるだけのような表情。情緒的な質感にやられました

『ベイマックス』
序盤でヒロがマジヘコみしてるときにベイマックスは腫れものに触るような素振りゼロでケアしようとしてくるんですが、利害関係も損得勘定もない存在の喩えとしてのロボットに人間の心を映しだして愛情を描かれたら、もうあそこで泣きます。泣くでしょう。泣いてました。

『リップヴァンウィンクルの花嫁』
複数人が同じ状況になったとしても、どの程度の生きづらさを感じるか、そもそも生きづらさを感じるかは人それぞれ。自分の居場所はここ！って自信を持って言えなさそうな主人公に、そうだよね〜と思いました。正しい見方か分かりませんが劇中の幸せの考え方を銘肝