新宿中央コーエン兄弟さんのイラストまとめ

#2021年一発目に観る映画
『おわらない物語 アビバの場合』

『ありがとう、トニ・エルドマン』
エリートコンサルの娘と、娘にお節介を焼きたい父との絶望的な感覚のズレ。お父さんはちょっと色々キツイ(それ以外言いようが無い)んですが、子を想う気持ちがあってこそ。どんな反応を期待してたのか聞きたい気持ちを抑えて、とりあえずありがとうトニ・エルドマン

『マーウェン』
暴行によるPTSDを抱えた人が、ミニチュアで架空の村を作るセラピー等を通して復活しようとする話。私見ですが精神の健康のためならいくら逃避してもいいと思います。自分の世界があれば良いでしょう。なのでマークよ、ロバータはともかく、他人にあんま心の体重掛けすぎんほうがいいよ

『サウスパーク/無修正映画版』
カイルのママが個人的な腹いせで思想掲げて全体に規制かけようとするところが最高でした。ケニーがbustされるのは久々に見ても何も思いません。バターズがこの当時は全然活躍してなかったです。ニオイの強い過激描写の下にもっとクサいガチ皮肉がある複層構造(両方好き)

#定期的におすすめ監督貼る
チャーリー・カウフマン
ショーン・ベイカー
ヤン・シュヴァンクマイエル
ソフィア・コッポラ

『私が、生きる肌』
肌キチ形成外科医が好き勝手に暴れ回られるご様子。想像よりもう1段階カオティックでした。「こうしてこうして、こうするからね」みたいな説明のところが最混沌です。マジモンが筋道立ててずっと何か喋ってる魅力。CATSみたいな息子が訪ねてきたら追い返したほうがいいです

『ウルフウォーカー』
17世紀アイルランド、狼ハンターの父と移住してきた少女ロビンとオラつき野生児メーヴの邂逅。ロビンとお父さん、ロビンとメーヴのやり取りを見てて「相手のために何かをやってあげる」ってなんなんだろうな、と。狼を何に喩えられるか色々考えた結果、狼になりたくなりました

『シカゴ7裁判』
判事の服を着た世の理不尽に対してただ「お前キライ」と言うのではなく、場の状況タイミング見せ方わがの主張ぜんぶ包含させた気の利いた返しで刺すところが最高に痛快でした。ふざけられないこと怒らせたらまずい奴をフリにして意見を聞かせて考えさせる。誰よりも真剣に。そこが最高

『ビッグ・リボウスキ』
任意の100人に見せたら「特に何も感じない」50人、「まぁ普通に見れた」35人、「面白すぎてなんか頭痛いです」10人、「笑えないし少し不快」5人になりそうなところが狂おしいほど好き
#この作品がなかったら今の自分は存在しなかったと言っても過言ではない作品を晒すべし

『ダウン・バイ・ロー』
ラジオDJとポン引きが各々ハメられて逮捕、同じ刑務所で出会います。そこにカタコトのイタリア人(無邪気)が加わって史上まれに見る怠惰な脱獄。何となく知り合って何となく一蓮托生…外で会っても絶対ツルんでないでしょというカラッとした関係。○△□って感じの3人が良いです