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それぞれの陣営の指揮官が話をある程度話終えた頃を見計らいカイが切り出す
「今回の騒動についてですが、コロニー監理局の上層部から皆様の陣営に対して追加の支援要求がされました」
「支援要求?」
グレイソンが首をかしげる
「ここにいる皆様には一応、この事は共有しておきたいと思います」
「行方不明になっていた連合パイロット、ベーゼン派絡みのバイロン兵、コロニー監理局の将軍様…関係がさっぱり見えんな」
「そしてその中にはマクシオンも絡んでいる…」
補足するトビアス
「…理由はどうあれ幾多の経歴をもつ者達がアルゴス同盟に参加している、それが判明している情報です」
「【MIA】?」
ラリーが首をかしげる
「『作戦行動中行方不明』という意味です…彼は、大規模作戦への参加後行方不明となったそうです」
「その行方不明者ですが、本人で間違いないでしょうか?」
トビアスが念のため確認を取る
「少なくとも、映像や音声データ等から本人であると断定されてます」
【レオン=エルドリッジ】
地球連合軍欧州方面軍EXM部隊所属EXMパイロット
大規模作戦への参加の為、遠征軍に参加
数々の武勲を得るも交戦中に行方不明となる
【MIA】
「その人物についてですが連合から資料が届いております」
ミリアから情報共有の話が出る
モニターに幾らかの情報が表記される
「彼は元地球連合軍EXM部隊所属のパイロット。名前をレオン=エルドリッジ」
「レオン=エルドリッジ…それが襲撃犯の名前ですか…」
対象の名前を理解するトビアス
「あのEXMは…」
表示されたリーダー機のうちの一機にトビアス達が反応する
「別のコロニーにいたんだ…」
ラリーは険しい顔をする
「白いEXMに関しては、皆さんもご存じですよね」
カイはトビアス達の反応を理解する
「港湾施設襲撃、監理局局長殺し、今度はコロニー占拠ですか…」
アルゴス同盟の猛威による占領されたコロニー群、長期的な戦いを連想させる
そこで、各陣営の指揮官との情報の共有が行われることとなった
「それでは、僭越ながらまずは自分がアルゴス同盟、主に代表格の人物や他のコロニーのリーダーに関する情報を説明していきます」
カイの説明が始まった
「ただ、アルゴス同盟の驚異は終結したとは言いがたいのが現状です…」
司令部のディスプレイに複数のコロニーが映し出される
「先程、監理局より他のスペースコロニーの情報が回って来ました」
その声のトーンは低いものだった
「襲撃を受けた複数のコロニーが、アルゴス同盟の手に落ちました」
それぞれの指揮官がそれぞれの部下と話をする中
「…部下の皆さんと話をしてる所すみません、作戦会議を行います…集合して下さい」
ミリアが召集を書ける
「皆さんのお陰でコロニーの一つを解放することが出来ました…監理局の人間を代表して感謝の言葉を贈ります」
カイが頭を下げる