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「二人とも、無事で何よりです」
トビアスが二人の帰還を労う
「戻りました、トビアスさん…」
「………。」
二人の顔は暗く、険しい表情をしていた
「御二人の心の内は理解しています…辛かったですよね…」
「トビアスさん…」
「司令…」
不安げな声を漏らす二人
そんな二人を優しく抱き締める
コロニーでと戦闘から数時間後
連合軍の駐留部隊と交代する形で有志達は作戦司令部へと帰還した
「申し訳ありません中佐、敵の指揮官の捕縛を失敗してしまい…」
オルガが上司であるグレイソンに報告と自らの失態を告げる
「いや、お前のお陰で被害が少なく出来た、それにオルガが無事でよかった」
爆炎の中で鉄屑として燃え盛るEXM、その光景を3人は目に焼き付けてた
顔色を崩さずその光景を目に焼き付ける者
その光景に恐怖を抱く者
何かを悟り祈る者
これが彼等の【狼煙】なのだろうか…
戦いの火蓋は落とさされたばかりだ…
有志連合とアルゴス同盟
前哨戦は、有志達の勝利となった
@AyaCsda 『もしそうだとしても、連合軍管轄のゲート技術を用いた特殊航行技術は一部を除き連合管轄の研究機関に限定されています』
『残念なことにコロニー監理局にはゲートに関する管理運用権を取得していません』
『ですので、情報が少ない今では判断が難しいですね』
地球連合・コロニー双方の指揮官は語る
「IDASの戦闘データ、及び全てのデータを■■■■に送信…」
コックピット内に謎のカウントダウン表記が現れ、警告アラートがけたましく鳴り響く
「俺の役割はここまでだ…皆、無事でいてくれよ…」
カウントが【0】の表記になる
途端、IDASは激しい閃光と共に爆発した
自爆装置である。
「命令された以上、俺も自分の『役割』は果たす‼️」
『ーーっ⁉️オルガさん‼️その機体から特殊な信号が⁉️』
オルガの後方に控えていたラリーが叫ぶ
「っ⁉️皆さん、下がって‼️」
ラリーの言葉に相手の行動を察したオルガは後退の指示を出す
最後の力を振り絞るようにIDASがオルガのEXMに迫る
「仲間達の安全を保障する代わりに今回の『作戦』に参加する…それが『奴等』の出した要求だった❗」
クナイが更に食い込む
「脅迫ですか」
押されながらも冷静な態度を続けるオルガ
「お前らもいずれ知るだろう‼️『奴等』の狂気を‼️」
「哀れな事ですね」
「…何?」
「貴方は『救われた』と仰いましたが、今の貴方を見ると良いように扱われてる様にしか見受けられませんよ?」
これまで黙っていたオルガがリュンケスに言葉をぶつける
「…確かに、な…そう見えるだろうさ…だが、これは俺が選んだ道だ…」
「どういう事です?」
「あの将軍が俺達に衣食住を提供し、新たなる戸籍をも用意してくれた…本当に…恩人だよ…」
『将軍?』
「アルゴス同盟のボスの事だ…」
ジェイソン=コルキス
「アンタ等に出来るが?俺達に救いの手を差しのべる事が…」
『………。』
グレイソンは目を瞑る
「そう言うことだ…グレイソン中佐殿」
「部隊長はラーシャルの尻について行き、残った俺達は奴等と同伴していたという理由でベーゼン派のレッテルを貼らされた❗その結果…俺達は、本国からも‼️この惑星からも‼️追われる羽目になった‼️」
『だからアルゴス同盟に与したのか?』
「行く宛もない俺達に奴等は手を差しのべてくれた…」