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『奴らからの依頼でアレだけの数を揃えてやったんだぞ‼️その見返りがこの騒ぎなのはどういう』
『それを秘密裏に【横流しした】事についてはどう弁明するつもりだ?』
『っ⁉️』
もう一人の男の一言に激昂する局長の勢いは断たれる
(横流し? 一体何の話でしょうか…)
管理室の扉の前まで到達する
「何の話してるんだろう、爆弾が起動してるのに?」
会話を聞くラリーは首をかしげる
「ラリーさん、私は先行して局長の保護に向かいます❗
ラリーさんは情報収集を」
タイムリミットの事もある
そう考えたルクレツァがEXMから降りて局長がいるとされる部屋へと向かう
「解りました、気を付けて」
「今の声は監理局局長の声…?」
収集した音声から予測するルクレツァ、しかし…
ーー我々はちゃんと約束を守ったんだぞ‼️
「誰かと…話してる…?」
『此方では局長以外の反応は確認できません』
収集される音声を共有するトビアス
「…もう少し接近してみます」
ラリーが更に接近を試みる
「ルクレツァさん」
「見つかりましたか?」
「あっちの方にいるっぽい、音声を拾った❗」
反応があった方角にセンサーを集中させ更に感度を上げつつ接近する
ーーーザザッ…いう…だ…
音声が更に入ってくる
どうやら倉庫エリアの管理室の所にいるらしい
ーー話が…じゃないか❗
怒声が響く
様々なセンサーを起動させ、熱源、音声、様々な情報を収集する
(このフロア…対ECM処理がされてる…?)
他の有志の報告でもこのコロニーにはそういった対策が施されたエリアが沢山ある事は聞いていた
(なら、なんでID情報を拾えたんだろ…?)
疑問を抱くラリー
ーーーザザッ
ヒットした
倉庫エリア近辺に到着したラリー達、広大なフロアの大きさを前に立ち止まる
ID情報はここで間違いないが具体的なポイントが表記されない
「数十分で全体を探すのは無理です…」
「大丈夫、この子の力なら何か拾えるかも」
スピナティオの頭部両側面にあるアンテナを稼働させる
『…と、言うことですので…無事に戻ってきてくださいね二人とも』
トビアスの真剣な表情で訴える
「了解ですトビアス司令」
ルクレツァが返答する
「了解です、行ってきます❗」
元気の良い返事で倉庫区画へと向かうラリー
残り数十分の戦いが始まった
「…解りました。報酬については検討しておきます…御願いしますラリーさん」
観念したかのように救助を願うトビアス
「一応ウチの部下が別ルートで脱出中らしいから応援にいかせよう…と言うことだ、オルガ…嬢ちゃん達のお守りを頼んだぞ」
通信をオルガに繋ぎ指示する
『了解しました』
「ラ、ラリーさん…」
呆気にとられるルクレツァ
『…相変わらずですねラリーさんは』
返ってきた返答に最早清々しさを感じるトビアスだった
『こ、こんな時に報酬の話をしてる場合ですか‼️』
思わずツッコミを入れるミリア
『まぁまぁ…』
グレイソンがミリアを落ち着かせる
「でも局長さんって見つからなかったんですよね? 」
「確かに救助部隊が見つけれなかったのは事実です。しかし、このタイミングなのは不自然です‼️」
「理由はどうあれ、見つかった以上探さないといけませんよね?そういう依頼ですし…それに…」
武器を構える
「見つけたら追加報酬貰えますし❗」