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「そうか、なら死ね」
髑髏の騎士が貫かれる
獣が現れ、その凶刃は分厚い装甲を貫き腹を抉る
「ごほっ…狂人よ…アナタもいたか…」
ポールオスターは血反吐を吐く
「貴様は確実に仕留める…どんな手段を用いてもな」
冷たい声が響く
「ふ、ふふ…流石だ…だが、【賭けは私の勝ち】です」
「【彼女】が…ですか…それは実に興味深い…何を教えて貰ったのやら…」
相対する二人
警報と地鳴りのような音が少しずつ大きくなる
「暴走させたゲート施設のエネルギーを使って【最後の賭け】を行おうとしている…違いますか?」
ゲート制御区画一帯が強い光を放ち始める
「……然り」
「ほう、では自らの意思でここへ残ったのですかな?」
「…そうなるね」
曖昧な答えが続く
「随分と曖昧な返事をする…ラリー君、君の真意は何処にある?」
更なる問いを投げ掛ける
「真意…か…私にはわからないけど…【彼女】が教えてくれたよ」
「なんと?」
ラリーは見据える
【彼女】の姿を
声が聞こえる
満身創痍の男は正面を向く
そこには白いエグザマクスがいた
見慣れたエグザマクスが近付いてくる
聞いた事のある声が響いてくる
「これはこれは…逃げ遅れたのですかな?」
ポールオスターは問いかける
「逃げ遅れた…訳じゃないんだけど、ね」
問い掛けに曖昧に答える少女がいた
警報が鳴り響く制御区画
残された髑髏の騎士
数多の光が瞬き今にも全てが飲まれそうな中、満身創痍の男は笑っていた
「ふふふふ…ふふふふ…」
その笑みは、血湧き肉踊る戦いの余韻か
その笑みは、消え行く己への自嘲か
その笑みは、目的を成し遂げた事への喜びか
「随分と楽しそうですね?」
警報が鳴り響きながら少しずつ閉鎖されていく
有志連合の面々が次々と脱出を図り、最後の一人が脱出する
「歩みを止めないで下さい、施設そのものが吹き飛ぶ可能性もあります!外に出ても可能な限り距離を‼️」
急かすトビアスの言葉に有志達は更に加速し脱出していく
「…ラリーさん?」
ーゲート制御室内部ニ異常発生
ー作業員ハ大至急避難ヲシテ下サイ
施設内に響き渡るアナウンス
激戦の影響で制御室内の機器に重大な被害が発生した
その結果、ゲートの暴走を抑止する為の安全機構が発動した
「皆さん、施設の隔壁が閉ざされます急ぎ退避して下さい」
トビアスが退避を呼び掛ける
結果【引用RT10回以上成功】
有志連合による激戦の末
ポールオスターによる世界規模のサイバーテロは阻止する事に成功した
髑髏の騎士は、大破寸前
【彼女】もまたゲート施設からのエネルギー供給を絶たれ弱体化した
既に虫の息の首領は、この状態でも笑っていた
「最後の足掻きを御覧あれ」 https://t.co/XRAYFGN198
@89hCzIKiS5m1uRI 満身創痍の髑髏の騎士
自らが保有する力もゲート施設から得られる力も、ほとんどが失われる
「フッフッフ…」
だが、髑髏の騎士を駆る亡霊は、不気味に笑う
「我が名はポールオスター、この世に救済の光を照らすもの成り…レオーネ・マクスウェル…いざ…」
@kidomuramasa 【彼女】が使役する残骸達の応戦に向かう
そして残された者は、髑髏の騎士の前に相対する
「宴は始まったばかり…さぁ、楽しみましょうか?」
ポールオスターは笑う
楽しそうに。嬉しそうに。