ＫＥＩＮさんのイラストまとめ

端末には特務部隊の活躍により幾つかの拠点を制圧したという情報が載っている【表向き用のデータ】には…

司令部から情報閲覧権限を得ていたグレイソンは【規制されているデータ】を閲覧する事が出来た

そこには、先の行き過ぎた制圧行為の記載が生々しく血文字で書かれてるかの如く記載されていた

バルトフェルトとの一件後
地上勤務に回されたグレイソンは、激戦区からは遠い後方の基地に飛ばされた
緩やかな時間が流れる基地の中で一人険しい顔をしながらデータ端末に目を向けていた

ロイド=ベーゼン捕縛に関する全てはバルトフェルト一派による部隊によって作戦が展開されていた https://t.co/FlijAZasLi

命令を受諾しバルトフェルト達の退出を確認した後、懐から煙草を取り出し一服しながら思考に耽りはじめる

(バルトフェルト議員達の様子を伺う限り、上層部は掌握しきれてないようだが…本国への情報共有はされてないだろうな…)

手元にある【武器】を見る

「さて…どうしたもんかな…」

「グレイソン中佐、貴様の意向は理解した…その上で貴様に処分を言い渡す」
「現時点をもって貴様に任されている任務ならびに指揮権を永久に剥奪、今後地上勤務に移れ」
「それは司令部からの命令でしょうか」
「テメェ」
「貴様が知る必要はない、分かったならさっさといけ」
「…了解しました」

「私は今回のテロリストの一件で必要な情報等に関しては司令部からの了承の元、一部閲覧が許されている状態ですのでー」
「でまかせかましてるんじゃねぇぞ❗上の連中なんざとっくの昔にー」
「ハインケル」

バルトフェルトの睨みを効かせた呼び掛けに襲いかからんとしていたハインケルは萎縮する

「ふざけたこと抜かし…じゃねぇぞテメェ‼️」

激昂して掴み掛かりにいくハインケルをMP達が羽交い締めにして抑える

「グレイソン中佐、現地球方面軍のトップの私に対し…何の冗談だ？」
「冗談もなにも地球侵攻作戦に関する機密は、司令部のトップの権限無しには見れません、協力者の情報も然り」

「飲み込むが早くて結構、逃亡の手助けの件も含め貴様には嫌疑がかかっている」
「だからそれに関するデータ類全部寄越せって事ですか」
「そうだ、分かったのならさっさとーー」
「残念ですが、有志の者達に関する情報は機密となっておりますので司令部の方へ掛け合っていただけませんでしょうか？」

「一つはステルス型のロイロイを使役していたこと。明らかに特務の動きを観察するのもだ
そして二つ目が件の狙われた事についてだ」
「狙撃ポイントからゴミ共が使うにしては高価な武装が発見された…これがどういう事か…わかるよなぁ？」
「正規バイロン軍や傭兵を起用してるウチが怪しい…と？」

「テメェの隊にネズミがいやがる❗俺を殺そうとした奴だ‼️」
「特務である貴方を？」
「……まぁいい、どうせ問い詰める予定だったのだ本題に入ろう」
そういって、バルトフェルトは仕切り直す
「作戦の最中、テロリストの者達とは思えない妨害が逃亡の手助け以外で２つ確認された」
「初耳ですね？」

ロイロイが何故特務部隊を標的にしなかったか、その問いをした所で時間の無駄だと感じ別の話に切り替えようとする
「おいヒゲ野郎‼️テメェの隊の作戦参加者のリストを寄越しやがれ‼️」
鬼の形相で怒鳴りこんできたハインケルに二人は視線をそちらに移す
「ハインケル、急にどうした」
「ヒゲ野郎って」