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早いところでは、例えばRicotta『プリンセスラバー!』(2008)、路線転換したPULLTOP(2010『恋神』)、ま~まれぇど(2011『らぶ2Quad』あたりから?)などが、白箱系とピンク系を融合させていった。十分に発達した白箱系は、もはやピンク系と識別できない。続
とはいえ、白箱系では「純愛」が維持された。つまり、ベッドシーンはあまり過激にはならないし、一つのゲーム進行で2人以上のヒロインと付き合うことも稀だった(※『おとぼく』(2005)のような例外もあったけど)。その意味で、ピンク系との違いは明確に存続した。続
00年代半ばには、Whirlpoolとゆずソフトのデビュー(2006)のあたりで白箱系が大きく再編成され、パラダイムが固まった。それ以降は、白箱系でもベッドシーン増強傾向が一貫して強まっていった。00年代半ばまではヒロイン1人あたり2~3シーンだったのが、00年代後半以降は4~5シーンが普通になる。続
ベッドシーンへの力の掛け具合も、白箱とピンク系で明確に異なっていた。ただし、『フローラリア』(2002)、『うちの妹のばあい』(2003)、『Maple Colors』(2003)、『がくパラ!!』(2003)、『こころナビ』(2003)など、学園もののようでいてベッドシーン比率の高い桃+白混淆路線も一部現れていた。続
白箱系(学園恋愛系)とピンク系(イチャラブ/ハーレムもの)の距離感は、時代ごとに変化してきた。以下、私なりの展望を:
00年代前半までは、両者は分離していた。ピンク系はアトリエかぐや、テックアーツ系列、XERO系列を中心とし、それからRUNE/CAGE、ZEROなどの路理系も強かった。続
Black CYC、ぱれっと、nitro+、SkyFish、Triangleなど。引用画像は『白銀のソレイユ』(2007)、『MERI+DIA』(2005)、『魔法戦士シンフォニックナイツ』(2007)。続
00年代後半以降は(以降も?)、生意気なヒロインや傲慢なヒロインに振り回されることそれ自体を目的とするタイトルは多数リリースされてきた。いわゆる「受け」「マゾヒズム」もの。引用画像は『しこたまスレイブ』(2009)、『夢幻廻廊』(2005)。続
90年代には原画家/グラフィッカーが分業化していなかったようだし(有名なところだと『スタープラチナ』とか)、00年代にもキリヤマ太一氏や瑞井鹿央氏(『宵待姫』: 引用画像1枚目)はそういうアプローチだったし、八宝備仁氏の『美少女万華鏡』シリーズ(画像2枚目)も有名だろう。
ちなみに、漫画以外の媒体も見ておこう。PCゲーム『巣作りドラゴン』(ソフトハウスキャラ、2003年)と『悪魔娘の看板料理』(同、2015年)。フルカラーCGでの比較的高水準のケモ耳描写は、このようになっている。続