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自分のこと、嫌いになったら。僕でさえ嫌いな僕を、他の誰かが愛してくれるわけないって。僕は僕のこと、愛してあげなきゃって、無理をしていたんだ。嫌いなときは、嫌いでいいんだね。嫌いになって、喧嘩して、向き合って。またあしたも僕を生きるんだ。それが、僕を愛するってことなんだね。
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誰かに好かれるヒトにナりたいって、嫌われたくないって。偽って、塗り固めて、たくさんに溶け込んで。そしたら、何もミえなくて。君さえ、僕を嫌いになってしまったんだ。君が、僕を好きでいてくれたなら、それでよかったのに。いつか君が、君のまま、笑えますよう。明日のわたしへ。世界へ。
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例えば、歩んだ先の。道の葉が、柊だと、触れた幹が橅で、揺れる花が踊子だと。いつ何処でメにして覚えたのかも分からないほどに、染みついたそれが。ふと、心地よいときがある。嗚呼、こんなにもたくさんに囲まれて、触れて、生きてきたのだと。たったそれだけのことで、心踊る世界だなんて。
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諦めるための理由なんて、星の数ほどあって。どれにしようって、一生懸命に考える必要なんて、ほんとうは、無くて。だって、諦めたいわけないじゃない。お星さまみたいな君が言ったんだ。色形も、性別も、なんだって。君がキミを諦める理由にはナらないんだって。生きることを、諦める理由には。
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君が隣にいて。僕をミて、言葉を交わして、笑って。それでも僕は、まだ不安で。ちゃんと、誰かに触れられて、世界に存在しているのに。僕はここにイてもいいのって、消えてしまいそうで。君は、心外だって、ここに居ていいんだよって、戯けてみせて。魔法みたいで。僕は溶けてしまいそうなんだ。
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きっと、ほんとうは。世界にも誰にも。邪魔なんて、できないんだけど。ほんとうのきもちを、否定されるのが、壊されるのが、怖くて。可愛い君も、かっこいい君も、大好きな君も。ミつからないように閉じこめて、何にもナれないで居るのは、キミなんだって言ったら。君は。怒ってしまうだろうか。
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しぬほど必死に、わたしを生きたなら。きっと。誰かなんてメに入らないのに。わたしを嗤う声も、投げつけられた言葉も、刺すような視線も。きっと。気にならないのにって。強がって生きて。だけど、地球はいつだって丸いから。届いてしまうんだ。あったかなオモイより先に、重たい、冷たいのが。
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君の隣に居られる僕にナりたいんじゃなくて。僕は、僕のまま。君と生きてゆきたいのに。どうしても、こころがそわそわして。僕で在ることが不安で。もっと、君に。世界に。ふさわしくナらなきゃって。いつの間にか、僕はイなくなってしまうんだ。誰かで測らなくても。僕は、生きていていいのに。
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君はね、無理して誰かの隣に居なくてもいいんだ。その場所が窮屈なら。息苦しいのなら。逃げたっていい。世界なんて、どうしようもなく広くて。居場所も正解も、僕にはわからない。だからね。君が消えて、ナくなってしまうくらいなら。人生のほんの少しのその間、ヒトリになっても、いいんだよ。
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僕には、僕の物語があって。君に出会うまでの御話を、きっと君は知らなくて。ぜんぶぜんぶが、やさしいきれいなモノではないから。まだ、ナイショがたくさんあって。君が怖くないように、哀しくならないようにって、そっとページをめくるから。いつか、僕と一緒の物語に、君も、居てほしいんだ。