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【「速水御舟展」(~3/26)より】
金地を背景に菊の花を描いた《菊花図》。花弁の一枚一枚、葉の葉脈に至るまで「ここまで描くか?」と思わせる克明な描写に目を奪われます。細部の描写を突き詰めようとする御舟の執念、そしてその末に対象の「真実」を掴もうとする画家の「凄み」を感じさせる一作。
【「速水御舟展」(~3/26)より】
《洛北修学院村》
京都洛北の自然とそこで暮らす人々が、細かな筆致により濃密に描き込まれています。御舟は村落を俯瞰的に、山を見上げる視点によって描き、写実と幻想、叙情が溶け合う風景を作り上げました。群青(青)と緑青(緑)が印象的な初期の代表作です。
本日は、東洋絵画修復家の半田昌規氏を講師にお招きし講演会を開催しました。現在企画展「速水御舟展」(~3/26)にて展示中の作品《埃及風俗図巻》を修復した経緯について、エピソードを交えてお話しいただきました。丁寧な作業工程を経て修復された作品を、ぜひ会場でご覧いただければと思います。
辻永は和紙に墨で輪郭を描き、そこに着彩する方法で植物画を制作しました。一見水彩画のようですが、実は薄く溶いた油絵具を用いています。
「油絵具というと、どうもベタベタやらないといけないように思われているが、私はこれを自由に考えて、自分風に薄く使っているのである」と辻は述べています。
洋画壇で活躍する一方、辻は植物学者を目指したこともあったほど少年の頃から草花を愛し、生涯に2万枚ともいわれる植物画を描きました。本展では、山羊や風景を描いた油彩画50点に加え、自身の楽しみとして描いた植物画も60点展示。辻永の多彩な作品をぜひご覧ください。会期は12/11(日)まで!
当館1階で開催中の所蔵作品展「日本の近代美術と茨城の作家たち 夏」「視覚のふしぎ」も9/19(月・祝)まで!ご来場の際には、ぜひご覧ください。
#小川芋銭 #下村観山 #靉嘔 https://t.co/tAxVa4w0aW
古代中国の時代に、俗世をさけて竹林に集い、清談を交わしたといわれる隠士七人の総称「竹林七賢(ちくりんしちけん)」は、昔から数々の作品に描かれてきました。
所蔵作品展1室では、横山大観や菱田春草らと共に、日本画の近代化に邁進した下村観山(1873-1930)の屏風《竹林七賢図》を紹介しています
所蔵作品展示室1では、岡山県笠岡市出身の小野竹喬(1889-1979)の《海晴》を8/7(日)まで展示中。京都で竹内栖鳳に日本画を学び、西洋美術からも影響を受けた竹喬は、1921年から翌年にかけて渡欧。渡欧中にあらためて東洋的な精神を認識し、その後線描を追究するようになった40歳頃の作品です。
企画展「 #若冲と京の美術 」(~6/12)で展示中の #小澤華獄 の《 #ちょうちょう踊り図屏風 》は、天保10(1839)年の春に京都の民衆の間で大流行した豊作祈願のための仮装踊りを描いた作品です。
熱狂的に踊る人々の中に、カタツムリや蛙、傘、大根などのユーモラスな仮装をした人々の姿が見えます。