リツトラの星@5.4は桜高新歓やりたい PfK20190718さんのイラストまとめ

身体的性別と性自認は男性ですが、その他は全て女の子らしいものになっており、本人もそこに違和感を全く抱いていないようです。
ある意味、浅梨はブリジットのファンの多くが考えていた、「「男の娘」としてのブリジット」を、最も理想的に体現したキャラクターだといえるのではないでしょうか。

体型も女の子に近く、男の子を意識したものではありません。
プロフィールも、15歳男子のリアリティを完全に放棄しています。
この点は、よくよく見ると男っぽさがあるブリジットとは違うところですね。

服装や趣味は、下手な女性より女の子らしいといえるくらいに女性的で、かわいらしいものに囲まれています。
水着も女性用で、女装にも全く抵抗がないどころか、むしろ自然に着こなしてしまいます。

浅梨は、「始祖十家」と呼ばれる魔法の名門、我妻家の長男です。
恐らく末弟で、現役の魔法使いとして活躍する母や姉など、女性の多い環境で育ちました。
エリートの生まれだけあり魔力や才能は高いようで、跡継としての自覚と憧れから、「母様や姉様のような魔法使いになりたい」と夢見ています。

2015『刀剣乱舞』乱藤四郎
スカートや絶対領域のストッキングを自然に履きこなす姿は、乱が「自分が好きだからこの格好をしている」のであり、「自主的、自発的に女装をする」新時代の「男の娘」の一人です。

1990『幽☆遊☆白書』蔵馬
1998『HUNTER✕HUNTER』クラピカ、アルカ＝ゾルディック、カルト＝ゾルディック
なお、『HUNTER〜』のアルカ、カルトは「性別不明」といわれています。

@a_fs 私は、この姿こそが、ブリジットにとって最大限の「男らしい」格好だったと考えています。
元々素材が良かったばかりにそれでも女性と間違われてしまった。
本当に男装するなら、双子の兄のものを借りればよかったはずです。

このメッセージは、初登場時は思春期の天然素材だけで「男の娘」になれていた頃から、様々な工夫を重ねて「男の娘」に磨きをかけて、維持どころか進化を続けるブリジットが体現しているものでもあるのです。

それに対して、『女装パンデミック』はリアル「男の娘」である作者の目と哲学を通して、『女装してオフ会に〜』は成人男性を主人公とすることで、「男の娘」に付与される「青春の一時期の儚い美しさ、切なさ」から、女装や「男の娘」を切り離すことを試みた作品にもなっています。

「男の娘」を介してBL的作品に興味を持たれた方は、
2018『田舎に帰るとやけになついた褐色ポニテショタがいる』圭
↓
2010『LOVE STAGE!!』瀬名泉水
へと挑戦してみてください。