天徳山 金剛寺さんのイラストまとめ

【追伸】他宗の副住職さん（２０代男性）が「ご住職（拙僧）さんは、葬式の時、どんな法話をされますか」と。「故人の生き様に因んだ法話をしますが、必ず使う言葉は『母死んで、拝む両手があるならば、生きてる内に肩１つ揉め』と『想い知られよ、己が身の誕生の日は、母苦難の日』かな」と。

【法話補足】米国ではこの度、以前に最高裁で人工中絶権利認めた判決が覆った事で中絶の容認派と反対派が激突を。容認派中には『暴行による望まない子供も』と訴える人達も。容認派にも反対派にも、それぞれの言い分が。ただ、この論争は『命とは、何か』を見つめ直すには、よいきっかけにはなりそう。

【追伸】懐妊したら、当然、生まれるものと皆、思っているが、拙僧のお寺では、生まれる３日前に、お腹の中で臍の緒が赤ちゃんの首に巻きつき、死亡したが２例も。諺に『案ずるより産むが易し』とあるが、その言葉は無事に産む事が出来た人達に対する言葉にて。事例を知ってるが為に、心配しましたね。

他宗住職さんが「住職はここ数日『人を笑かすって、難しいよ。彼らの喋りを、法話の参考にさせてもらっている。お笑いの人達は、賢い人が多い』と法話で。その中で『この人は』と注目してる芸人さんは、誰ですか」と。「EXIT のかねちーかな。この子は賢いと思う。喋り方も内容も、対話姿勢も」と。

読者の６０代女性が「幼稚園、小学生の頃、先生から『意見のある人は手を挙げて、名前を言ってから、自分の意見を言いましょう』と、厳しく躾けられた思い出があります。もっと厳しい先生は『反対意見を言った後は、じゃ、どうすればいいかも言いましょう』と。昨今は、そんな教育してないのかな」と。

【追伸】檀家若者が「番組『ワイドナショー』に、兼近さんが。表情が随分、明るくなってましたよね、住職」と。「今、録画を見てる。世間の野次馬さん達が、落ち着いてきたのかな。拙僧は、兼近さん、結構、好きなんだよな」「どの部分が」「口に出す意見の内容が賢い。地頭の優れた人だと思うよ」と。

【追伸】この檀家若者が「EXIT の兼近さん、番組見てると、顔が沈んでますよね」と。「若者が意気消沈している姿を見るは、辛いよね」「でも、住職はこの様な話には、いつも寛大だよね」「檀家の中には、若い時にやんちゃしていた人など、何人も。一生その事を言い続けられるは、辛いと思うよ」と。

【追伸】読者が「迷信でもいいから、心が安まる話を」と。「昔から寅年には大きな事件や出来事が。つまり、リセットの年。卯年でピョンと飛び跳ね、辰年で確立させ、巳年で実ると。何か新しい事を始めるなら今年かな。この３年間の動きが大事になると。迷信と統計のごっちゃだけど、少しは希望が」と。

【余談】室町時代の一休宗純さんは「門松は冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし」と言いながら、頭蓋骨を杖の上に置いて街を徘徊したと。よって、京の人は正月三ヶ日は外出しなかったと。今でも老舗によっては、三ヶ日は店を開けない所もあるとか。新春の風物詩が残っているは、よかね。