天徳山 金剛寺さんのイラストまとめ

【追伸】鍼灸院長９０歳女性が「住職（拙僧）。昨年暮れに来た男性が『私を知ってますか』と言うんで『知らん』と言ったら『結構、TVに出てるんですが』と寂しそうに。「特徴は」「四角い顔、髭、もじゃ髪」と。「この人ね」とスマホで。「そうじゃ」「吉田鋼太郎さん、拙僧も好きな俳優さんだよ」と。

北九州内屈指の進学校に通う檀家女子校生が「友人が『来年は大学受験だよ。何故、予備校に行かないの』と。住職、知ってる。今、予備校はAIが受験出題内容を予想して、重点的にそこを強化。これって、変でしょ。だから、応用が効かない人間が、育ってんだよね。勉強は出来るが、頭は悪い人間が」と。

【追伸】この読者店主さんに「この国は今、お金さえ出せば何でも手に入る。壊れたら買い替えさえすればいい。工夫して活かす必要のない国に。電車も、宅急便も、時間通り。数分遅れただけで、ぎゃーぎゃ文句を。『店側の条件に不服のある者は来店を希望せず』という店もあっていいんじゃないかな」と。

【追伸】お寺にくる子供の自殺話、大半は親子関係が原因。いきなり命を、いきなり暴れる、はない。積み重ねてきた挙句。「うちの子は大人しくて、全く反抗を」という親が。子供は我儘で反抗するが正常。それをしないいうは、親に気を遣って生活をしていると、何故に親は気付かん。もう少し子供に目を。

【法話、補足】拙僧、母なきが故に祖母から様々教訓を。「恩は着る物。恩は着せる物ではないよ」と。「人に気を遣える人間になれ。人から気を遣われる人間になるな」と。「縁は全て、出会うは運命。出会ってからは努力。最後の別れには感謝」と。人は『誰が育てるか、誰に育てられるか』で大きな差が。

読者が「昨年暮れの住職法話で『犬に、ワン、と鳴くな。猫に、ニャー、と鳴くな。牛に、モー、と鳴くな。赤子に、オギャー、と泣くな。なれば、彼らは、どの様に自己主張すればいいんだ。その声を聞いて彼らの心を読み取るのが、主張された側の人間（親、上司など）の器量だろ』と。猛省しました」と。

若者が「住職。年の暮れにこんな質問、すいません。『飲む、打つ、買う』が、ろくでなし夫の定番にされた理由は、何」と。「数多の人間を見てきた、相談を受けてきた、拙僧の個人的な見解だよ。お酒（飲む）、お金（打つ、博打）、異性関係（買う、浮気）は、改心しない人が多いかな」「納得した」と。

読者が「Mー１で錦鯉さんが大賞に。昨今、漫才にもコンプライアンスの波が。住職はどう思うね」と。「中川家さんの車の漫才で、シートベルトをしなかったと苦情がきたらしいね。『俺は気付いたぞ、どうだ』と自慢したいのかな。大半の人はそれに気付いてても、口に出さず、心の中で是非の処理を」と。

【追伸】わが寺にも、３０年振り、４０年振りに来寺、という人達が少なからず。「どうしてたの」と尋ねると「信仰を梯子してました。初めは物珍しくて。が、数年経つと、また同じ状況に。『自分が変わらなければ、場所が変わっても、同じ環境を作るよ』と、住職（拙僧）に言われた言葉が、やっと」と。

【追伸】この読者が「他に、住職の子育て法は」と。「子供は、長男、長女、次男の３人ですが、禁止教育は殆どしてないかな。責任は全て自分。短所を押さえ付けたら、長所まで萎みますもんね。短所が長所を引き立てている事も数多に。短所、長所、癖、これはこの世で生きる為に持たせてもらった物」と。