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@eiswalt1028 『我々の名前は魔王“レギオン”。悪性を喰らう魔物也ーーーーーー』
チャプター4幕引きに続く
#30MMLoA
@eiswalt1028 「ーーーーー、お前……!っ!」
驚愕に染まる声色。
その涙と、行為。
それは僅かに、魔王グリムをアリスに引き戻した。
「ーーーだが、このまま戻る訳には、いかない……!」
なんせ周りには地獄運びたちがいるのだから。
それを放置しておいて、そのまま元通りになれるはずがない。
続
@eiswalt1028 「性善説的だな。人が助け合えば届く。そうでなければ、根性論だ」
「私の結論は、その方法では限界がある」
「悪性は、それらを否定する」
「繋がりを、絆を、善性を、それまでの積み上げたものを、善性からすら産まれる悪性が、全てを争いに導く」
「なら、その悪性をまとめれば良い」
続
@eiswalt1028 「世界は広い。その理想や善意で全てを救えるのなら、私だってそうするさ」
「私はかつて被害者だった。救われたのは、失ってからだ。ならば、そうなる前に手を差し伸べられる世界があるべきだ」
「百。お前なら、差し伸べても届かない手は、どうすればいいと思う?救われない奴はどうすればいい?」
@eiswalt1028 魔王グリム?「ようやく来たか」
「アレは持ってきたんだろうな?」
「それじゃ、代理人は、百、お前でいいんだな?」
@EWrl_30MM_KHI https://t.co/hR6okprgkZ
すでにスサノオが鎮座している。
それでも、話しかけることに意味があると信じて、魔王の元に降り立った。
「今度はお前か」
「私を討つなら早くそうしろ」
@n30RrVbZVRe2qoc 「蛇め、しつこいやつだ……」
その声には、機体損傷の影響がありありと感じられた。
「ーーー満足したか、という問いかけなら、まだ足りんな」
「だが、こうして動けないのも事実、潰すならそうしろ。資格が無いのなら、お前に話すことは何もない」
@sJmlZRhoQS7m35j 「ふむ、それは構わん、というか、そなたらも妾と直通しかないと不便であろうな」
「後日、紅牙族の中から諜報向けの者を数名、見繕おう」
「今後とも善き関係を望むぞ、『商人』よ」
@sJmlZRhoQS7m35j 「ならんな。そも、通常の兵器で妾を殺しきることは出来ぬ。それに庇護したポルタイガーたちを守り切ること“だけ”なら容易い事よ」
「元はと言えばあれは妾の力の一端。どう転ぼうと絶対量が違う」
「ま、世界全てが壊れてしまえば、その後はやりにくい事この上ないじゃろうがな」
@sJmlZRhoQS7m35j 「いかに器を作ろうと、妾の異能は移るものではない。例えその器に自我が目覚めようとも、魂が違えばそれは別人じゃ」
「この妾の身が、この世界では持ちうる全ての権能を扱えぬように、あの娘に与えたモノはあの娘の魂にしか宿らず、器だけには宿らん」