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境賢一さんのイラストまとめ


町の小さな芝居屋さんです。
ライフワークで #一人芝居「父と暮せば」「ちゃん」「田原坂」などやっております。出前公演何処へでも行きます演ります乞依頼

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歩くのが遅くなった「もっとゆっくり歩いてよ〜」とよく怒られた。生来のセッカチ気質なのでセカセカと速く歩く。別に急いでた訳じゃ無い。亡くなった先輩も速足で(この人とは合うな)と思った。その人の足を遅く感じた日、老いを哀しんだ。僕の傍らを若い人が追い越して行く。その胸に去来する物は…

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東京での話。昼間から呑める中華屋、煩い客が居た。女2人男1人。何であんなに競う様に大きな声で話さなきゃいけないのか。自分でもそうだったが度が過ぎる。文句言ってやろうかと思ったが男(どうやら金主)が帰ったら急に静かになった。サービスだった。女の帰り際に「お兄さん1人?呑まん」と誘われる

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前に座る7人の乗客、うち6人がスマホを拝むように見詰めてている。端に座る50前後と思しきサラリーマンだけが疲れ切ったような呆けたような顔をし、斜めに傾きボーッとしていた。フト見ると、両手首に時計状の物。…片方はスマートウォッチだ!世は人は、電脳世界に冒され支配されている

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昔田舎の星空の下、母と夜道を歩いていた。「あ!北斗七星だ!」僕は唯一知ってて分かる星座を指差した。母は感心した。僕は嬉しくなり「あ!北極星だ」大体その辺だろう所を指差した。母は益々感心した。「あ!カシオペア座だ」僕は闇雲に指差しそれで知識は使い果たし南の方を指差し「あ!南十字星だ

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真っ暗な闇、悲惨の極み、邪悪を描かせたら右に出る者はいない桐野夏生の作品。そんな内容なのに面白くノンストップで読ませるのは何なんだろう?最初が死体切り刻む「OUT」だったなぁ。本好きの女性の先輩が「あんたならこういうの好きでしょ」とくれたのだった。お陰で桐野ワールドの虜になったのさ

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林檎のイラストが散りばめられたブラウスを着た女性がいた。よく見ると幾つかの林檎の陰から子豚が覗いてる。可愛い。このガタイの良い女性可愛い物が好きなんだな憧れてるんだな。それは本能だろうか?小さい頃から可愛いと得したのだろう。何かの動作をすると餌を貰える動物と一緒か。可愛いは打算?

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目の前に座るご婦人が喪服だ。喪服の似合うエレクトラって芝居があったな…。こんな暑い日に葬式か。ドライアイスが沢山要るだろな。参列する人も大変だ。でも冬の方が寒くて嫌だな。でも寒い方が葬式には合ってるか。葬式に似合う季節ってあるのかな。暑かったり寒かったりする方が記憶には残るか…

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何の変哲もない小さな公園で、母親に付き添われた3歳位の女の子が遊んでいる。彼女にとっては新世界、目を輝かせ全身で歓びを発散しながら走り回っている。旅で何度も来た地、見るべきものは見つ…等と引き籠もりの毎日を過ごす我が身を少し反省する。まだまだ見てない地や人がある。目を瞠り外へ出よ

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ランナーズハイと同じ様に、プレイヤーズハイというのがある。何度も稽古しているうちほんの些細な事でも心揺れ、内容に関わらず泣いたり笑ったりする様になる。そこまで稽古すると目眩く快感が訪れ、俺って天与の才あるかも…なんて思ってもしまう。しかしイッちゃった後は同じ様に醒めるんだけどね😜

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季節柄毎年恒例の着物に袴にブーツを履いた奇異な格好の女の子が目に付く。目くじら立てる程の事ではないが、ヘンな格好。若い頃、当時付き合っていた普通の女子大生の子の卒業式に何処かに迎えに行かされた事がある。あれはそんな格好を見せたかったのだな。残念ながら朴念仁の僕には殆ど記憶に無い

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