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『キュリオと月の女王』を読んだ。
斉藤洋作品、そして主人公の名がキュリオ(好奇心)となると、これはもう与太話と理屈の塊なわけです。
月の女王に会いたいキュリオと、そんなのはいないと知りつつどうにか彼を納得させたいしろくまのベベ。二人の間の抜けたやり取りが愛らしく、楽しい一本
『四つ子ぐらし 14』を読んだ。
新キャラ撫子登場。許嫁の座をかけてバトル!
二鳥も災難だけど、さらに「(里)親から邪険にされても見限りきれない」点で共感しあう展開がまた辛い。
今回全体的に悪役の典型的モラハラ描写が多いのでそこもややしんどいが、撫子の謎のけん引力で上手く場を繋いでいる
『ロボットは泣くのか?』を読んだ。
理系知識を学べるシリーズの一冊。討論形式でAI社会の是非を問う。
作中、複数の問題提議がなされ、AIの現状が大まかに俯瞰できる。が、本当に初歩。
AIは嘘をつけない等の認識はもう遅く、誤情報を堂々と言うAIに人間味を感じる人類側のバグに切り込む時期かも
『神永くんは知っている』を読んだ。
理系知識を学べるシリーズの一冊。ヘアケア、スキンケアの悩みを、科学の面から説明して解決する。
教育書よりだけど物語部分も手堅く、「肌も髪も男女で差はない=誰が手入れしてもおかしくない」という視点や結末の展開などは、すごく神戸遥真らしい作品
③『スペシャルQトなぼくら』
ジェンダー題材の作品自体はありふれたものになりつつある昨今、その中でもテーマへの感性や嗅覚、物語への昇華力がずば抜けて高く、一線級の作家の力量をあらためて感じられる
④『保健室経由、かねやま本館。5』
男性性への抵抗を書いた作品と言えば、今年は『考えたことなかった』や『うまのこと』などが挙げられる中、本作は徹頭徹尾当事者の視線で、男性側を取り巻く頑なさの渦中からの解放を描いているのが印象的
⑩『もうサイアクだ!』
今年は面白いアンソロジーがたくさん出たのだけど、その中で一つ挙げるならこれ。
全体のバランスがよい上に、何と言っても寡作で知られる有沢佳映が参加している点が非常に大きい。
ぜひ手に取ってもらいたい一品