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『わたしはスペクトラム』を読んだ。 ASDの少女タリーの物語で、原書では既に4作出てる内の3作目(時系列は一番昔)の邦訳。 まだ自身を定義する言葉を知らないが故の混乱が一人称で綴られており、ともすれば自分本位と受け取られかねない記述も目立つのだけど、その”完璧でなさ”に実感が伴っている
『彼女が生きてる世界線!』を読んだ。 中田永一(乙一)の新作。 難病アニメの悪役に転生した僕が、死ぬ運命にあるヒロイン(そして現実でも亡くなった、担当声優の「声」)を永らえさせるため、奮闘する物語。 と、このように非常に多重な構造を、ベテランの技と理詰めで進めていく巧みな作品
エディンバラは知的好奇心を誘う舞台なのか、今年は『カトリと眠れる石の街』以外にもかの地をモチーフにした作品が色々と出てるんですよね。 日本には『魔女だったかもしれないわたし』で上陸している、エル・マクニコルの三作目『Like A Charm』はエディンバラを舞台にしたファンタジーです。
『黒ゐ生徒会執行部』を読んだ。 怪異と出会った学生を手助けする、黒ゐ生徒会執行部の活躍を描く短編集。 お得意の、言葉を解体したかのような呻き声も出れば、ナンセンス話、泣き話、と意外にも恐怖話だけに留まらない品揃え。 ……その分、ホラーと奇想がどっちつかずになっちゃった印象かなと
『ぼくたちはまだ出逢っていない』を読んだ。 伝統工芸の「金継ぎ」をテーマにした作品。 割れた器を漆で継ぐ行為は、傷ついたものたちの結束とありのままの姿の肯定の、まさに直接的な比喩となっており、読者はスムーズに腑に落ちる。 構成はシンプルなものの、漆芸修復への熱意は十二分に感じられた
おー、2022年の成城中学の入試問題、『キャンドル』だ。なんか不思議な感じ。
『四つ子ぐらし(13)』を読んだ。 クリスマスパーティ中に届いたプレゼントの謎を追う話…なんだけど、まず最初に送り付け詐欺を疑ったり、メインのパーティも節約術満載で、生活に根差した展開がまさに四つ子ぐらし。 ていうか待って、次は一月に短編出るの? 本当にどうなってるのスケジュール!
『25センチの恋とヒミツ』を読んだ。 小さい洸太と長身の優衣。互いに周囲からの固定観念に苦しむ二人の恋物語。 文章量はコンパクトなのに、偏見からの解放や性的同意などの話題も絡め綺麗にまとめているのが好印象。 男子へのセクハラや、制服選択が可能になったその先の問題を取り扱ってるのもよい
まさか児童向けBloodborneが爆誕したなんて、誰も思わないじゃん……
@LOVEorCRAFT