名画を読み解く 矢澤佳子さんのプロフィール画像

名画を読み解く 矢澤佳子さんのイラストまとめ


西洋美術史講師。仏国立ルーヴル学院(Ecole du Louvre)2004年合格、2007年卒。専門はキリスト教・神話・文学・寓意の図像学。 美術作品が語るメッセージの「読み解き」を行います。 講義はNHK文化センター、朝日カルチャー、中日文化センター他でお聞きいただけます。リツイート・フォロー等ありがとうございます
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2024-06-18

絵画のアニメーション的表現を紹介中。フランスの主流の芸術で模範とされたのがこちら。旧約聖書の物語を描きます。左手前から荒野で飢える民→神が与えた奇跡の食べ物を夢中で拾う民→預言者モーゼに感謝する民→神を示すモーゼ→神に感謝する民。こちらも映画を見るようですhttps://t.co/52gLypTHQN

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引き続き牡牛座がらみの話。牛が出てくる神話には牡牛座の由来とされる1枚目エウロペの話の他に、パーシパエ、イオの話があります。前者は牡牛に恋して牡牛と交わってしまう王妃の話(2枚目)、後者は最高神の愛を受け、妻女神の手前牝牛に変えられた女性のお話です(3枚目)https://t.co/52gLypC6sd

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キリストの死に関する場面で母マリアのそばにいる男性は常にキリストの愛弟子ヨハネ。ペトロ・アンデレの兄弟に続いて、兄ヤコブとともにキリストに従った最初の四人の弟子の一人。十二使徒中最も若かったと考えられ、ひげのない姿で描かれる。キリストは十字架にかけられながら母マリアを託します。

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レンブラント「フローラ」からティツィアーノ「アドニス」に至る話。花の女神フローラを花に身を変えた人物たちが讃える作品で、先頭を歩く二人が愛の女神と恋人アドニス。アドニスは猪に突かれて死に、悲しんだ女神は青年をアネモネの花に変えましたhttps://t.co/52gLypC6sd

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レンブラントが描いたフローラは、ギリシア神話でなくローマ神話の女神で花の女神。プッサンが描いたこちらはルーヴル蔵。車に乗る花の女神フローラを「変身物語」が語る花に変身した人物たちが讃えます。先頭にアネモネに変わったアドニスがいます。https://t.co/52gLypTHQN

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続き。#メトロポリタン美術館展 ピグマリオン。翼のある子供は愛の神クピドン/キューピッド。愛の女神ヴィーナスの子とされる。同じ姿の仲間がたくさん描かれることも。2枚目はルーヴルのブーシェ。愛の神たちが恋の場面と示す。恋しているのは...牛。最高神が変身しています。https://t.co/52gLypTHQN

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「ピグマリオン」と同じテーマを描くのがルーヴル美術館の2枚目。ナポレオンの戴冠式・民衆を導く自由の女神と同じエリアにありますよ。大きくて目を引きます。注目は翼のある小さな子供。愛の神。これが登場する作品は、恋の話であるとわかりますよ。https://t.co/52gLypTHQN

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「アテネの学堂」の向かいにあるのが「聖体の議論(キリスト教礼賛)」。1枚目は下段中央。四大教父。アウグスティヌスはもと異教徒で理論家。異文化の遺産を取り入れキリスト教の正統的な教えを確立。天と地を示す異文化の賢者たち。二つの場面の関係が見えてきます。4/3解説https://t.co/ewZHOjbskH

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これ、何の作品のどの部分かわかりますか?「アテネの学堂」左側です。ソクラテスは作品中央の二人左側プラトンの師、中央右のアリストテレスは孫弟子。アリストテレスはアレクサンダー大王の家庭教師。それぞれの人物は何らかの形で中央の二人に関係します。4/3解説。https://t.co/ewZHOjbskH

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