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クラスメイトの女子は、やっぱ『スワン』とか『H2O前代未聞』とか『いらかの波』とか好きだったみたす。
SFマンガ目当てで少女マンガを読んでると、それ以外の作品もついつい読んでしまって、そうするとやっぱ短編から長編まで自分に合うのがあるんですよねー。やっぱり明るくて、前向きな元気がもらえて、あまり登場人物がバカでないのが良いです。
少女マンガといえば、昔、一時期「週刊新潮」がやけに少女マンガ推ししていた時期があって、デビュー間もない山口美由紀の『V-K☆カンパニー』を文化欄コラムで絶賛してました。
ただ、やはり女性はメカは不得手なので、メカに拘るのは男性作家か巧い男性アシスタントがついていることが多いです。大戦前夜から戦後までを舞台にした青春ロマンス『樫の木物語』や『スカイメロディ』は、もうちょいメカに手が入れば最高なのに……と思いました。板本こうこの五七調のセリフは絶品。
の末裔』の外伝なので、ほのぼのした恋物語でも「この人がパトロンに孕まされたあげく夭逝しちゃうわけね」とか「この後、海難事故で戻ってこないんだ」とか、先の展開までが見えてしまうので、こっちを先に読むのをお薦め。
少女マンガといえば、前座芝居が面白すぎてハードルが上がりすぎた感がある『ガラスの仮面』。でも演劇ものといえば『スターダスト』(かなりマイナー)。同時収録の「うすやみ色のなかで」もいいけど、前日譚「ふりむいてギャルソン」が大好きで連載時の切り抜きが捨てられません。
横溝正史みたいな、孤島で近親婚を繰り返していた一族の遺産を巡る連続殺人の顛末『朱鷺色三角』の続編『パッション・パレード』は一転してアメリカのハイスクールを舞台にしたクラスカーストと愛憎の青春マンガ。あとSF×少女マンガ好きは、なぜか問答無用で川原由美子を支持する傾向があります。
SFコメディ『あおいちゃんパニック!』とか、次元が混線した研究所が舞台の『So What?』あたりは、周りの男性みんなが読んでました。あと人類全部が同じ夢を見て、その中で謎の敵ゼルと戦う『ダークグリーン』とか。基礎教養? チャチャ・モチャノチャ・ヌートの1ってみんな知ってた。
短編集『盗まれたハネムーン』掲載の「タイタニック'80」は豪華客船サルベージをテーマにしたサスペンスもの、「海底人8823(ハヤブサ)」のタイトルをもじった「海底土人8823(パパニイチャン)」はSFアクション同居もの。SFばかりなのでタイトルで誤魔化そうとしたかな。
学校図書館で借りられるようなSF小説レベルのマンガって、ほとんど少女マンガにしかなくて、少年マンガの「正義の味方が悪の組織と戦う」みたいなのは物足りなかったのでした。『樹魔』とか『11人いる!』は今読んでもスゴいと思います。火付けか火消しか?とかカッコいいよ。