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西荻窪「欧風料理華」ランチデザート(ババロア)、牛ヒレステーキガーリックライス、タンシチュー。(2016年作画)
西荻窪「よね田」は西荻の誇りとして定着した。イタリアンで修行を終えた氏は親父さんの洋食屋を改装、毎日熱い魂を持って焼場に立っていた。当時は私も悩みの多い時期ながら、あまり歳の離れていない店主の誠意を感じる料理の数々と、お代わりをすればナカが8割注がれるホッピー二杯目に酔わされた。
さらに追記(こちらも2017年画)。酢豚・天津飯はツンとしない優しい酸味とまろやかな甘さがたまらないんです。四川料理ですが、ピリ辛以外の甘酢・塩だれ・醤油系の料理にも全て「香」(シャン)が効いています。中華は「油の料理」のイメージがありますが、「香」と「歯応え」を楽しむというが分かります
西荻窪の純喫茶「びあん香」。つたの葉に囲まれ過ぎてドアしか見えない一人森林カフェと言ったらここ。さらに薔薇を模ったびあん香ケーキが出てくればまさにお伽話の世界に入り込んだよう。「ぼくはこういうクリームとスポンジだけのケーキが理想なんですよ」と伝えると、「私もそうなのよ」とマダム。
西荻窪の萬福飯店のおじさんは「イルカに乗った少年」でビール片手に語る。札幌ラーメンブームの時、隣のコタンは行列でこちらは閑古鳥だった話。中華街一の焼きそばの味を研究した話。その昔路地を探検したら裏で一服中のおじさん、頑固職人だが子供には優しい。腕は一流、特別な香りを纏う料理の数々
西荻窪北三丁目「有田焼の店すずき」。幼い頃からこの不思議なお店が気になっていたが、敷居が高そうで一歩も足を踏み入れたことがない。が、素晴らしい有田焼の銘品が揃う名店であろうことは窓から見える美しい陶器の数々からうかがえる。それが分かる年齢になって来たようだし、そろそろ一つくらい。
西荻窪北口、伏見通り今野書店付近の路地にある「ビリヤード山崎」は昭和初期からある"西荻窪の誇り"とも言える「玉突きの殿堂」。駅付近の雑踏にあって、一歩踏み込むと向かいの床屋さん「アオヤギ」の存在も相まって昭和から全く変わらない懐かしい雰囲気に包まれる古き良き西荻の路地。
西荻窪には古家具・道具店が沢山ある。「慈光さん」は周囲がそう呼んでいたが、確かに「〜さん」という雰囲気だ。品物に慈しみを感じる。ここから独立されたノースウエストアンティークスは木の質感が眩しい。硝子細工・古道具の「駱駝」とカフェ「棗」の古民家が素敵で京都町屋にも劣らない雰囲気だ。