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僕は胃カメラの検査をしたことがない。なんなら、このまま出会わずに死にたいと思っている。怖いんですよ、あんなものを喉に通すなんて。すごくつらい思いをして、病気まで発見しちゃったら落ち込むじゃないですか。早期発見のためにするんでしょ、わかってますよ。でも発見しない幸せも、、ないか。
開業して10年、なんとか潰れずに粘っています。水面ギリギリを溺れないようにもがいているところです。本当はもっと早く、バッシャーン!と勢いよく水しぶきを上げ、陸に上がる予定だったんですけどね。どうせなら新種の気持ち悪い両生類が陸に上がったぞーって言われたいんです。もう少し先かな。
限られた時間で考えたり仕事をするから集中できる。だから制限は楽しみたい。時間が後ろから迫ってきて逃げるように進むのか、前にある壁を蹴飛ばすように進むのか。どちらに感じるかは心のコンディション次第。グイグイ進む方が充実感はある。でも、迫ってくると感じたら少し体を休めたほうがいい。
院にあるカルテを眺めて、人見知りの僕が出会う人間の数じゃないなと、ふと思う。この仕事をしてなかったら、こんな大勢の人と言葉を交わすことはなかっただろう。人見知りで良かったのは、患者さんとの距離感をいい具合にとれるところ。欠点は、リアクションの薄さ。後になっていつも反省している。
自分らしく生きることは、人から嫌われてしまうことでもあります。それを恐れないでください。僕も自分らしく生きていきます。嫌われることを恐れて「いい人」を長年続けていると、だんだん動きづらくなってきます。歳のせいではなかったようです。自分が成長する道へ正直に進みたいですね。
自分らしさなどいらない。自分があるのはめんどくさい。自分があるからケンカもしてしまう。他人の言うことを「へー」とか「ふーん」とか言ってればケンカもないのにね。自分のための自分じゃなくて、あるのは他人と関係している自分だけ。他人とうまくやっていけない自分なんていらないから。
私の院に来院した患者さんは「私の患者さん」だった。別の鍼灸院に通ってると耳にすれば軽くヘコんだし、独占していたかった。では、私はどうだろう。いつも同じ店でごはんを食べるわけでもなく、美容室だってたまに変えてみる。浮気するくせに相手の浮気は許せない。そんな男がモテるわけがないのだ。
苦手なことでも続けると好きになるものがあります。少し前から毎日絵を描いています。苦手なので敬遠していたのですが、それは「絵が上手でない者描くべからず」と謎の先入観があったからです。40歳を迎え、自分の恥部をさらすことに鈍くなったのか、快感を覚えてしまったのか。気持ちよく描いてます。
日曜日の夕方になると、優うつな気分になったものです。学生のときも、就職してからもそうでした。サザエさん症候群というそうです。私もエンディングは見ていられませんでした。ジャンケンも無視です。開業してからは全くなくなりました。今の仕事に肉体も精神も拒否していないということでしょう。
食器を洗っていると小2の娘が「歌という漢字が書けるようになったんよ!」と報告しに来ました。「スゴイねー」と言ってほめました。子供はほめられたい気持ちを素直に表現します。大人もその気持ちは変わりません。いや、むしろ増してます。ですが、大人はそう簡単にほめてくれません。欲求不満です。